約30年ぶり街中で出初め式

豊橋市が来年

　豊橋市は29日、来年１月７日の消防出初め式の会場を約３０年ぶりに豊橋駅前中心市街地に移すと発表した。新型コロナウイルス対策や消防団員らの負担軽減も配慮し、従来の３割程度の規模にする。
　式典は２年ぶり。１９９０年まで、駅前大通２の丸栄百貨店（当時）前の一部を会場としていた。その後、豊橋公園の市営豊橋球場へ移した。２０２０年１月は市消防や消防団員ら約１０００人と消防車両42台を動員するまで規模を拡大した。
　今年度の式は７日午前10時から「まちなか広場」（駅前大通２）で、消防関係者３３５人と車両13台で開催。浅井由崇市長の観閲などがある。
　消防吏員や警察官、自衛隊員などが一堂に会する「ヒーローズイベント」が式典後の午前11時から開かれる。
　消防署員の自炊メニュー「にんにく醤油（しょうゆ）付　天ぷらうどん」を５００円程度で販売するコーナーも。消防車やパトカーなど「働く車」の展示会、まちなか図書館での公安系公務員の就職説明会などがある。
【加藤広宣】