パラリンピック日本代表の八木さん卓球講習会

　パラリンピック卓球日本代表の八木克勝（かつよし）さん（琉球アスティーダ）らによる「卓球講習会」が８日、豊橋市総合体育館で開かれた。市内中学校の卓球部に所属する生徒らがプロ選手から直接指導を受けた。
　出身地の豊橋を拠点に活動する八木さんは東京２０２０パラリンピックで男子シングルスと団体で９位。来年のパリ大会で金メダルを目指し、現在はプロ選手として活動する。講習会は地元でも卓球人気を盛り上げたいという八木さんの意向で市が開いた。
　この日は「ＹＧサーブ」の使い手で知られる濱川明史さん（アンドロジャパン）とともにラリーなどを実演したり、生徒とラリーに興じたりしてプロの技を授けた。
　ラリーでは正確なスイングでしっかりと打ち返しつつ、長く続けることの大切さを説いた。生徒とのラリー練習では「両手を広げながら体全体を使えば、打球に勢いがつく」と助言した。
　八木さんは「東三河の卓球をもっと盛り上げたい。楽しみながら、何か一つでも収穫を得てほしい」と語った。
　講習会後は所属先が主催するアマチュア卓球大会もあり、県外を含む愛好者ら30人が熱戦を繰り広げた。
【加藤広宣】