譲り受けたペット用品をフリマで

　豊橋市大崎町のペットメモリアル「リンネ」は、利用者から譲り受けたペット用品をフリーマーケットで販売する取り組みを始めた。売り上げは全額、動物愛護活動に役立てる。
　同店でペットの葬儀をした利用者の７～８割が、使う必要がなくなったペットフードやペットシート、おむつ、ケージ、掃除スプレーなどを「必要な人に譲ってほしい」と持ち込む。買い置きしている飼い主が多く、新品が中心という。
　これまでは保護団体へ寄付していたが、すべてを受け取ってもらえず、フリーマーケットへ出すことにした。初出店は今月７日。豊川市内で、どの品も市価の半値以下で用意したところ、飛ぶように売れた。
　社長の大嶽安奈さんは、「今後も定期的にフリーマーケットへ出店して、譲り受けたペット用品を必要な方に届けます。人とペットの共存に少しでも貢献できれば」と話す。
　売り上げは動物愛護活動費として、市町村や愛護団体、保護団体などへ寄付する。今後は月に１回ほどのペースで出店する。同社のホームページ、ＳＮＳなどで告知する。問い合わせはリンネ（０５３２・25・２２０４）へ。
【竹下貴信】