日本善行会が秋季表彰伝達式

　日本善行会愛知県豊橋支部による「秋季善行表彰伝達式並びに懇親会」が21日、豊橋市新栄町の「高千穂会館」で開かれた。今年度の秋季善行表彰を受けた兵藤寛司さん、坂柳伸浩さんに表彰状が渡された。
　兵藤さんは50年にわたり、絵画指導を通して地域の文化交流に貢献。張り子面など豊橋の郷土玩具の復刻や文化財の保護にも尽力した。坂柳さんはソフトボール一筋に約50年、青少年を指導してきたほか、市少年愛護センター補導委員会長を７年務めた。今秋は全国で３６９個人、団体が選ばれた。昨年11月に明治神宮で予定していた日本善行会の表彰式は新型コロナ禍の影響で中止した。
　伝達式には浅井由崇市長、根本幸典衆院議員ら来賓を含む約30人が出席。山本明彦支部長があいさつで２人の功績をたたえた後、兵藤さんと坂柳さんに表彰状と支部からの記念品を手渡した。
　兵藤さんは「光栄なことで感謝しかない。皆さんのおかげ。これからも面作りや張り子、絵の指導に研さんと努力をしていきたい」、坂柳さんは「栄えある賞をいただき、皆さまの仲間になれたことに感謝している。あっという間の年月だった。これからも命ある限り続けたい」とそれぞれ話した。
【田中博子】