豊橋プラットで藤ノ花女子高作品展

　豊橋市の藤ノ花女子高校による「第49回作品展」が30日、市内の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で始まった。文化部や授業での選抜作品を展示紹介し、生徒らの日頃の頑張りを紹介する。２月３日まで。
　文化部に発表の機会を提供し、生徒の励みや意欲向上の一助に続ける校外展示会。卒業生を含む延べ１７１人が計１６２点を披露した。新型コロナウイルス対策で、昨年に続き学生による来場者の出迎えは中止した。
　２階研修室には、ハンドクラフト部のタイル作品や縫製品をはじめ、点字部の点訳絵本やカレンダー、アニメーション部のセル画、華道部による季節の花を生けた作品などが並ぶ。授業作品では水引細工やつまみ細工、包装紙デザイン、洋服、編み物や刺しゅう、パッチワーク、ポスターなどが観賞できる。
　１階アートガレリアには、美術部による力強いタッチの絵画をはじめ、書道・ペン習字部の軸、額作品、写真部による色鮮やかな写真などを展示。いずれの作品にも作者と出身中学名が明記されている。
　初日から近隣住民や卒業生、ファンらが来場。プラットでの展示に初めて訪れたという卒業生は「豊橋丸栄時代に時々見に来ていた。すごく上手な作品ばかり」と感心していた。
【田中博子】