岩瀬さんがサーフィン日本代表強化選手に

田原の「ゆずりは学園」に通う１８歳

　田原市田原町の岩瀬裕哉さん（１８）が、日本サーフィン連盟（ＮＳＡ）の２０２３年強化指定選手に選出された。２４年開催のパリ五輪日本代表選出に向けてトレーニングを続ける。「プロサーファーになって世界タイトルを狙いたい」と意気込んだ。
　岩瀬さんは22年４月に千葉県で開かれた「第30回ジュニアオープンサーフィン選手権」で４位入賞、ＮＳＡのジュニアクラス年間ランキング５位に入るなどの活躍で強化選手の枠を勝ち取った。
　小学３年生からサーフィンを始めた岩瀬さん。田原市の通信制高校・フリースクール「ゆずりは学園」（沓名和子学園長）に通いながら、毎日のように太平洋ロングビーチなどで練習している。得意技は波に乗って跳び、空中で１８０度回転を決める「エアリバース」。現在はさらに高難易度の３６０度回転の大技「フルローテーション」を練習中という。
　目標は、世界で最もレベルの高いサーファーが集う「ワールド・サーフ・リーグ」で競うこと。岩瀬さんは応援してくれる沓名学園長に感謝し「まだ実感はないが、この機会を生かし、世界に羽ばたくステップにしたい」と語った。
【岸侑輝】