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申告書作成支援サービス「孫サポート」実証実験

申告書作成支援サービスを試す来場者=アイプラザ豊橋で
申告書作成支援サービスを試す来場者=アイプラザ豊橋で

 豊橋市は2月28日、市県民税の申告書作成支援サービス「孫サポート」の普及へ向けた実証実験を始めた。誤記入も大幅に減るため、窓口の混雑も避けられるなど利点がある。本庁舎や出張の受付会場でアクセスQRコードを配り、利用方法などの紹介映像も流して周知を図る。
 サービスは市内で起業したIT関連企業「Lirem」が開発した。スタートアップ企業との協働で行政の課題解決を図る「アーバンイノベーション豊橋」の今年度採択事業に選ばれた。実証実験ではアンケートなどで操作性や利用者に合っているかなどを検証し、次年度以降の運用につなげたい考えだ。
 利用者はパソコンやスマートフォンで利用サイトへアクセスする。申告書類の記入手順に従ってQ&A式で進める。質問に答えると書類の記入方法や各種金額などが随時表示される。
 たとえば「合計所得金額が48万円以下の扶養親族はいますか?」の問いに答えれば、次画面で記入すべき扶養控除額や書類の記入箇所などが表示される。
 発案者の籔内龍介社長によると「スマートフォンでの入力操作を孫に手伝ってもらう感覚。安心して進められるよう工夫した」と説明する。
 申告書の記入で誤りが多いのが生命保険や地震保険の控除額。所得税とは計算式が違い、毎年3分の1ほど誤記入が見つかるという。
 市民税課では「誤記入に対応していると窓口の混雑などにもつながる。支援ツールで誤りを減らせば円滑に対応できる」と期待する。
【加藤広宣】

 豊橋市は2月28日、市県民税の申告書作成支援サービス「孫サポート」の普及へ向けた実証実験を始めた。誤記入も大幅に減るため、窓口の混雑も避けられるなど利点がある。本庁舎や出張の受付会場でアクセスQRコードを配り、利用方法などの紹介映像も流して周知を図る。
 サービスは市内で起業したIT関連企業「Lirem」が開発した。スタートアップ企業との協働で行政の課題解決を図る「アーバンイノベーション豊橋」の今年度採択事業に選ばれた。実証実験ではアンケートなどで操作性や利用者に合っているかなどを検証し、次年度以降の運用につなげたい考えだ。
 利用者はパソコンやスマートフォンで利用サイトへアクセスする。申告書類の記入手順に従ってQ&A式で進める。質問に答えると書類の記入方法や各種金額などが随時表示される。
 たとえば「合計所得金額が48万円以下の扶養親族はいますか?」の問いに答えれば、次画面で記入すべき扶養控除額や書類の記入箇所などが表示される。
 発案者の籔内龍介社長によると「スマートフォンでの入力操作を孫に手伝ってもらう感覚。安心して進められるよう工夫した」と説明する。
 申告書の記入で誤りが多いのが生命保険や地震保険の控除額。所得税とは計算式が違い、毎年3分の1ほど誤記入が見つかるという。
 市民税課では「誤記入に対応していると窓口の混雑などにもつながる。支援ツールで誤りを減らせば円滑に対応できる」と期待する。
【加藤広宣】

申告書作成支援サービスを試す来場者=アイプラザ豊橋で
申告書作成支援サービスを試す来場者=アイプラザ豊橋で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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