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観光地のムスリム受け入れ体制づくりへ

フィールドワークする参加者=竹島で
フィールドワークする参加者=竹島で

蒲郡で愛大生や在住教徒がフィールドワーク

 県アジア・アジアパラ競技大会推進課は5日、2026年の第20回アジア大会に向け、愛知大学の学生と県内のイスラム教徒(ムスリム)と一緒に、観光地の受け入れ体制について蒲郡市で考えた。
 県は19年に、大会を活用した取り組むべき地域活性化ビジョンを策定した。一環として、ムスリムが安心して県内を観光できる環境整備を進めている。
 2月7日に愛大豊橋キャンパスの国際交流ピアサポートチーム「TSUNAGARU(つながる)」と、県内在住のムスリムがオンライン交流会を開いた。「旅行者の受け入れ」をテーマに話し合い、県内有数の観光地の蒲郡でフィールドワークを企画した。市に受け入れ体制の整備について提案する。
 この日、インドネシア人やウズベキスタン人、つながるメンバー、県スポーツ局職員や市職員など約20人が参加した。
 一行は竹島を訪れ、島の自然や神社を見ながら、ムスリムの視点から思う点や課題などを調べた。続いて、空き部屋や会議室を使った礼拝スペースを提供する三谷町の三谷温泉「ホテル明山荘」で、「ハラル」(ムスリムが食べられる食事)認証を表記したバイキングなどを楽しんだ。また、海陽町のフェスティバルマーケットなどを巡った。
 ウズベキスタン人のザキロヴ・シェルゾドさんは「観光地の蒲郡が率先して取り組んでいることにうれしく思います」と笑顔で話した。
 大会推進課の成田拓弥さんは「県内は蒲郡をはじめ、有数の観光地が多くある。今回の取り組みを各市町村に広げ、受け入れ体制を整備するきっかけにしたい」と話した。
【林大二朗】

蒲郡で愛大生や在住教徒がフィールドワーク

 県アジア・アジアパラ競技大会推進課は5日、2026年の第20回アジア大会に向け、愛知大学の学生と県内のイスラム教徒(ムスリム)と一緒に、観光地の受け入れ体制について蒲郡市で考えた。
 県は19年に、大会を活用した取り組むべき地域活性化ビジョンを策定した。一環として、ムスリムが安心して県内を観光できる環境整備を進めている。
 2月7日に愛大豊橋キャンパスの国際交流ピアサポートチーム「TSUNAGARU(つながる)」と、県内在住のムスリムがオンライン交流会を開いた。「旅行者の受け入れ」をテーマに話し合い、県内有数の観光地の蒲郡でフィールドワークを企画した。市に受け入れ体制の整備について提案する。
 この日、インドネシア人やウズベキスタン人、つながるメンバー、県スポーツ局職員や市職員など約20人が参加した。
 一行は竹島を訪れ、島の自然や神社を見ながら、ムスリムの視点から思う点や課題などを調べた。続いて、空き部屋や会議室を使った礼拝スペースを提供する三谷町の三谷温泉「ホテル明山荘」で、「ハラル」(ムスリムが食べられる食事)認証を表記したバイキングなどを楽しんだ。また、海陽町のフェスティバルマーケットなどを巡った。
 ウズベキスタン人のザキロヴ・シェルゾドさんは「観光地の蒲郡が率先して取り組んでいることにうれしく思います」と笑顔で話した。
 大会推進課の成田拓弥さんは「県内は蒲郡をはじめ、有数の観光地が多くある。今回の取り組みを各市町村に広げ、受け入れ体制を整備するきっかけにしたい」と話した。
【林大二朗】

フィールドワークする参加者=竹島で
フィールドワークする参加者=竹島で

カテゴリー:社会・経済

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