東三河フードバンクが総会

　ＮＰＯ法人東三河フードバンクは11日、豊橋市民センターカリオンビルで通常総会を開いた。豊橋駅自由連絡通路の催事スペースを使ったＰＲ活動など新年度事業計画案を承認した。
　豊橋駅ビル「カルミア」の催事スペースでＰＲイベントを企画する。これまでは外部への情報発信はホームページなどに限られていた。イベントスペースを使い、支援の輪を広げたい考えだ。
　今年度事業の食料の受け付けと提供状況などを報告した。企業や各種団体、学校、個人の持ち込みなど受け付けた食料は約48・８㌧。提供先は個人約18・５㌧、施設や支援団体など約25・６㌧に上る。フードドライブは一人親世帯や多子世帯、学生向けに４回開いた。
　柏熊光代理事長は「新型コロナウイルスやウクライナ紛争、物価高が市民生活に影響を与えている。生活に苦しむ世帯は増えており、フードバンクの役割と意義は高まっている」と述べた。
【加藤広宣】