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ペットボトルの「水平リサイクル」協定結ぶ

協定書を持つ浦田COO㊧と竹本市長=豊川市役所で
協定書を持つ浦田COO㊧と竹本市長=豊川市役所で
協定書に署名する浦田COO㊧と下江市長=新城市役所で
協定書に署名する浦田COO㊧と下江市長=新城市役所で

豊川、蒲郡、新城3市と豊田通商

 使用済みペットボトルを新たなペットボトルとして再生する「水平リサイクル」に取り組むため豊川、蒲郡、新城の3市は13日、総合商社の豊田通商(名古屋市)と協定を結んだ。東三河ではすでに田原市が結んでいる。豊橋市は未締結だが、同社へ回収したボトルを提供している。
 持続可能な循環型社会の実現を目指す。各市で回収した使用済みペットボトルを同社に売却し、滋賀県日野町の子会社の製造施設で再生。飲料メーカーやボトル生産メーカーに販売する。同社はペットボトル材料の供給量が商社の中では1位といい、リサイクル分野に進出した。
 3市ともこれまでリサイクルしていたが、ペットボトルだけでなく、食品トレー、繊維などになっていた。トレーや繊維になった場合、その後、焼却処分されるケースが多く、石油資源の再資源化率を高めようと協定を結んだ。豊川市は640㌧、蒲郡市は180㌧、新城市は70㌧を1年間で回収している。
 豊川市の竹本幸夫市長は「田原市が協定を結び素晴らしい取り組みだと思った。回収率100%を目指す」と力を込めた。新城市の下江洋行市長は「適切な分別収集を続け、石油資源の使用量削減に努めることをPRしたい」と述べた。
 同社化学品・エレクトロニクス本部の浦田和幸COOは「多くの飲料メーカーは将来、再生ペットボトル比率50%以上を目指している。国内の再生率は現在12%ですが、努力して増やします」と意気込みを語った。
【安藤聡、竹下貴信】

豊川、蒲郡、新城3市と豊田通商

 使用済みペットボトルを新たなペットボトルとして再生する「水平リサイクル」に取り組むため豊川、蒲郡、新城の3市は13日、総合商社の豊田通商(名古屋市)と協定を結んだ。東三河ではすでに田原市が結んでいる。豊橋市は未締結だが、同社へ回収したボトルを提供している。
 持続可能な循環型社会の実現を目指す。各市で回収した使用済みペットボトルを同社に売却し、滋賀県日野町の子会社の製造施設で再生。飲料メーカーやボトル生産メーカーに販売する。同社はペットボトル材料の供給量が商社の中では1位といい、リサイクル分野に進出した。
 3市ともこれまでリサイクルしていたが、ペットボトルだけでなく、食品トレー、繊維などになっていた。トレーや繊維になった場合、その後、焼却処分されるケースが多く、石油資源の再資源化率を高めようと協定を結んだ。豊川市は640㌧、蒲郡市は180㌧、新城市は70㌧を1年間で回収している。
 豊川市の竹本幸夫市長は「田原市が協定を結び素晴らしい取り組みだと思った。回収率100%を目指す」と力を込めた。新城市の下江洋行市長は「適切な分別収集を続け、石油資源の使用量削減に努めることをPRしたい」と述べた。
 同社化学品・エレクトロニクス本部の浦田和幸COOは「多くの飲料メーカーは将来、再生ペットボトル比率50%以上を目指している。国内の再生率は現在12%ですが、努力して増やします」と意気込みを語った。
【安藤聡、竹下貴信】

協定書を持つ浦田COO㊧と竹本市長=豊川市役所で
協定書を持つ浦田COO㊧と竹本市長=豊川市役所で
協定書に署名する浦田COO㊧と下江市長=新城市役所で
協定書に署名する浦田COO㊧と下江市長=新城市役所で

カテゴリー:社会・経済

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