豊橋・カルミアで「マケイン」コラボキャンペーン

　豊橋市出身の作家、雨森たきびさん作のライトノベル「負けヒロインが多すぎる！（マケイン）」とコラボしたキャンペーンが18日、豊橋駅ビル「カルミア」で始まった。１０００円分の買い物でマケインに登場するキャラクターに投票できる「総選挙」イベント。４月９日まで。結果は同16日に発表する。
　ＪＲ東海が沿線にあるエンタメ作品や作家、アーティストらとともに、「推し」ファンに楽しんでもらえる旅を提案する「推し旅」の企画。「推し」とは特定のアイドルを熱心に応援することなどの意味。その切り口で旅行商品を開発している。豊橋総合動植物園「のんほいパーク」の象やゾウやキリン、ライオンなどの「主」になれるプランもあった。今回はマケインのライトノベル第５巻の刊行に合わせた。
　「負けヒロイン」は「主人公の恋人の座」を勝ち取れなかった女性キャラクターを指す。マケインは豊橋市が舞台で、恋に敗れたヒロインが織りなす青春ラブコメディーだ。八奈見杏菜、焼塩檸檬、小鞠知花、志喜屋夢子、温水佳樹の５人が登場する。作品イラストレーターは、いみぎむるさん。
　イベント総選挙は、５人の中から「推し」に投票し、ナンバー１を決める。２階サービスセンターで投票すると、投票１回あたり者全員にマケインのオリジナルカードを１枚プレゼントする（ランダム）。また抽選で10人に、いみぎむるさん描き下ろし限定デザインＢ１判ポスター（雨森さんと、いみぎむるさんサイン入り）が贈られる特典もある。この日はさっそく、カルミアで買い物を済ませた県内外のファンが投票に来ていた。
　カルミアを運営する豊橋ステーションビルの家接順也さんは「地域連携事業の一つ。県内外から豊橋に来てほしい」と話す。
　ＪＲ東海は、「聖地」を周遊する企画を準備するとしており、さらなる「マケイン推し旅」の展開もありそうだ。
【山田一晶、北川壱暉】