文字の大きさ

伝統工芸士・川合さんが豊橋筆の作品展

豊橋筆をPRする川合さん=商家「駒屋」
豊橋筆をPRする川合さん=商家「駒屋」

 豊橋市二川町の商家「駒屋」で、「筆職人の書と筆の作品展」が開かれている。市内の伝統工芸士、川合福男さんの手仕事と書を紹介する。4月2日まで。
 1950年、田原市生まれ。17歳で叔父を師匠に筆職人となった。96年に伝統工芸士に認定された。手掛ける筆は東京や大阪などに送られ、豊橋ではあまり入手できないという。これまで駒屋で実演や体験イベントなどを開いてきたことから個展が実現した。
 馬の尾やヤギ、イタチ、白ダヌキの毛、クジャクの羽根などを使った大小の筆を多数持参。筆を作る時に使う道具も紹介している。
 12年前からは「使う人の気持ちを知ろう」と「華墨会」で書も始め、現在は「華友会」に所属し作品発表も続けている。会場にも展示会で披露した「絆」「雲水」など大作の軸3点を並べたほか、今展のためにしたためた小品7点も額装で飾った。ほご紙を使うなど、展示のレイアウトも工夫している。
 「作り手も需要も減る中、少しでも地元の人たちに『豊橋筆』を知ってもらいたい」と川合さんは話す。
【田中博子】

 豊橋市二川町の商家「駒屋」で、「筆職人の書と筆の作品展」が開かれている。市内の伝統工芸士、川合福男さんの手仕事と書を紹介する。4月2日まで。
 1950年、田原市生まれ。17歳で叔父を師匠に筆職人となった。96年に伝統工芸士に認定された。手掛ける筆は東京や大阪などに送られ、豊橋ではあまり入手できないという。これまで駒屋で実演や体験イベントなどを開いてきたことから個展が実現した。
 馬の尾やヤギ、イタチ、白ダヌキの毛、クジャクの羽根などを使った大小の筆を多数持参。筆を作る時に使う道具も紹介している。
 12年前からは「使う人の気持ちを知ろう」と「華墨会」で書も始め、現在は「華友会」に所属し作品発表も続けている。会場にも展示会で披露した「絆」「雲水」など大作の軸3点を並べたほか、今展のためにしたためた小品7点も額装で飾った。ほご紙を使うなど、展示のレイアウトも工夫している。
 「作り手も需要も減る中、少しでも地元の人たちに『豊橋筆』を知ってもらいたい」と川合さんは話す。
【田中博子】

豊橋筆をPRする川合さん=商家「駒屋」
豊橋筆をPRする川合さん=商家「駒屋」

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR