市長へ豊橋商業高生がトリード市派遣の報告

　米オハイオ州トリード市の姉妹校へ派遣された県立豊橋商業高校の生徒らが５日、豊橋市役所で、現地での研修旅行について報告した。両市は姉妹都市。
　ＰＴＡ国際交流事業の研修旅行で、新型コロナウイルス禍で４年ぶりの生徒派遣となった。３月21日から９日間の旅程で姉妹校「バウジャー・ハイスクール」の授業などを体験した。
　この日は、国際ビジネス科の山本果音さん（３年）と柴田碧泉さん（２年）の２人が、浅井由崇市長に滞在中の様子などを伝えた。
　山本さんは英語での生活について「単語でも伝えようとする気持ちが大切と学んだ。ホームステイ先のホストファミリーともメールでの交流が続いている」と報告。研修旅行を機に「就職志望だったが進学も含め進路選択の幅が広がった」とも述べた。
　柴田さんは「英語力を試そうと応募した。身振り手振りなど言葉以外でも伝える手段はあると学んだ。生徒主体で議論も交える授業方法も新鮮だった」と振り返った。
　２０００年の両市の姉妹都市提携を機に04年からバウジャー高と交流を開始。同年に姉妹校提携も結んだ。
【加藤広宣】