新城市が出産祝いにヒノキの積み木プレゼント

　新城市は、市民の出産祝いにヒノキ材の積み木セットをプレゼントする「新生児誕生祝い品贈呈事業」を始める。こどもの頃から木と触れ合って豊かな心を育む木育を推進するのが狙いだ。
　対象は４月１日以降に産まれた赤ちゃん。積み木は縦横各５㌢、厚さ１・５㌢が50ピースで、入れ物は縦横各30㌢、高さ４㌢。市シルバー人材センターが業務を受託し、加工と製作を担う。入れ物には赤ちゃんの名前と誕生日を彫る。
　市は２０２１年度に「第２次森づくり基本計画」を策定した。30年度までの重点事業の一つに「新城木育プロジェクト」を掲げた。22年度に新生児誕生祝い品として木材活用を検討し、保育士や保健師ら10人のプロジェクトチームで椅子や食器、音が出る玩具、パズルなどのアイデアを出し合い、最終的に積み木に決まった。
　申請書を市森林課に出し、その後にシルバー人材センター会員が作る。完成するとセンター会員が家庭に届ける。製作期間は半年という。
　問い合わせは新城市森林課（０５３６・22・９９３５）へ。
【安藤聡】