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県が「産業偉人展示施設」を整備へ

県産業偉人展示施設のイメージ図を披露する大村知事=県庁で
県産業偉人展示施設のイメージ図を披露する大村知事=県庁で

神野金之助氏ら革新的な経営者ら紹介

 県は、2024年10月に、名古屋市昭和区にオープンを予定している「STATION Ai」2階に、県にゆかりのある革新的な事業の創業者や経営者の業績を伝える「産業偉人展示施設」を整備する。コンセプトや展示構成などの施設の基本計画について、大村秀章知事が10日の記者会見で発表した。
 県からは、神野新田を開発した神野金之助氏▽豊田佐吉氏や喜一郎氏▽ソニーの盛田昭夫氏▽日本車両や名古屋電力(現中部電力)、名古屋瓦斯(現東邦ガス)など数多くの会社の経営に参画し、名古屋商業会議所(現名古屋商工会議所)の会頭を務め、「名古屋の渋沢栄一」といわれた奥田正香氏-ら、日本を代表する経営者を数多く輩出している。
 そこでゆかりの深いこれらの創業者や経営者の業績やエピソードを伝え、「STATION Ai」を利用するスタートアップの人たちに勇気と励みを与える。また訪れる子どもたちに将来の起業家としての夢を育んでもらう。
 施設は353平方㍍(うち展示室内は302平方㍍)。整備費は約4億円。
 偉人の印象的な言葉で興味を喚起する「ステップ0」、愛知の産業史の特色を紹介する「ステップ1」、偉人の視点や着想を紹介する「ステップ2」、新たな出会いや交流を創出する「ステップ3」の段階的構成。「潮流」「連続性」「流動性」の三つをキーワードに、県産業の源泉である「木」「水」「土」の素材やモチーフを随所に展開する。スタートアップ支援施設にふさわしい先端的なデジタル技術を取り入れた未来的なスペースとして設計する。
 展示対象者はほかに、「松坂屋」初代社長の伊藤祐民氏や「オークマ」の大隈榮一氏、「カゴメ」の蟹江市太郎氏、日本のワイン王・神谷傳兵衛氏ら54人を選定した。
 東三河ではほかに、「オーエスジー」の大澤秀雄氏と「中部瓦斯」の神野三郎氏が選ばれた。
 大村知事は「実施設計と展示制作を一体で行うデザインビルド方式で、『STATION Ai』と同様、2024年10月のオープンを目指して整備を進めたい」と話した。
(後藤康之)

神野金之助氏ら革新的な経営者ら紹介

 県は、2024年10月に、名古屋市昭和区にオープンを予定している「STATION Ai」2階に、県にゆかりのある革新的な事業の創業者や経営者の業績を伝える「産業偉人展示施設」を整備する。コンセプトや展示構成などの施設の基本計画について、大村秀章知事が10日の記者会見で発表した。
 県からは、神野新田を開発した神野金之助氏▽豊田佐吉氏や喜一郎氏▽ソニーの盛田昭夫氏▽日本車両や名古屋電力(現中部電力)、名古屋瓦斯(現東邦ガス)など数多くの会社の経営に参画し、名古屋商業会議所(現名古屋商工会議所)の会頭を務め、「名古屋の渋沢栄一」といわれた奥田正香氏-ら、日本を代表する経営者を数多く輩出している。
 そこでゆかりの深いこれらの創業者や経営者の業績やエピソードを伝え、「STATION Ai」を利用するスタートアップの人たちに勇気と励みを与える。また訪れる子どもたちに将来の起業家としての夢を育んでもらう。
 施設は353平方㍍(うち展示室内は302平方㍍)。整備費は約4億円。
 偉人の印象的な言葉で興味を喚起する「ステップ0」、愛知の産業史の特色を紹介する「ステップ1」、偉人の視点や着想を紹介する「ステップ2」、新たな出会いや交流を創出する「ステップ3」の段階的構成。「潮流」「連続性」「流動性」の三つをキーワードに、県産業の源泉である「木」「水」「土」の素材やモチーフを随所に展開する。スタートアップ支援施設にふさわしい先端的なデジタル技術を取り入れた未来的なスペースとして設計する。
 展示対象者はほかに、「松坂屋」初代社長の伊藤祐民氏や「オークマ」の大隈榮一氏、「カゴメ」の蟹江市太郎氏、日本のワイン王・神谷傳兵衛氏ら54人を選定した。
 東三河ではほかに、「オーエスジー」の大澤秀雄氏と「中部瓦斯」の神野三郎氏が選ばれた。
 大村知事は「実施設計と展示制作を一体で行うデザインビルド方式で、『STATION Ai』と同様、2024年10月のオープンを目指して整備を進めたい」と話した。
(後藤康之)

県産業偉人展示施設のイメージ図を披露する大村知事=県庁で
県産業偉人展示施設のイメージ図を披露する大村知事=県庁で

カテゴリー:政治・行政

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