45年の歴史に幕 田原LC最終例会

　田原ライオンズクラブは11日、最後の例会を田原市の崋山会館で開いた。ＬＣ会員が一人ひとりライオン帽を脱いだ。６月末で解散する。
　クラブは１９７８年４月に結成。豊橋東ＬＣ（現Ａｉｃｈｉ穂の国ＬＣ）をスポンサーに、田原市最初のクラブとして54人でスタート。献血を中心に献眼、献腎、骨髄バンクへの登録呼びかけ、小学校で薬物乱用防止教室、菊を配って交通安全の啓発など命の大切さを訴えてきた。スポーツ少年団への団旗贈呈や大会への参加費助成、小中学校への植樹など子どもへの支援もあった。
　例会では豊橋で縁のあるＬＣ会員ら約30人が出席した。物故会員へ黙とう後、花井勝朗会長があいさつを述べた。穂の国ＬＣとの親子関係から始まる歴史を振り返り「あっという間の45年だった。今日まで在籍された会員には多大なご協力を頂いた。最後の会長としてすべての会員に感謝したい」と語った。来賓で地区名誉顧問・元地区ガバナーの杉浦均さんや穂の国ＬＣの鈴木秀典会長もクラブ解散を惜しむとともに、長年の活動に敬意を表した。豊橋ＬＣの陶山哲男会長、豊橋みなとＬＣの日向雅樹会長も駆けつけた。
　記念品や花束の贈呈の後、田原ＬＣ会員がライオン帽を脱ぎ、花井会長に返還した。最後に花井会長もライオン帽を脱ぎ、ケースに収めた。
【岸侑輝】