統一地方選 後半戦へ

田原市長選と３市議選あす16日に告示

　統一地方選後半戦は16日、田原市長選と豊橋市など３市議選が告示される。田原市長選は８年ぶりの選挙戦。豊橋市議選は候補者乱立の模様で、豊川市議選には「ＮＨＫ党」候補が出馬表明している。18日には奥三河の２町村長と３町村議選が告示される。
【取材班】

■田原
　田原市長選はいずれも無所属で、３選を目指す山下政良氏（74）と元市議会議長の大竹正章氏（53）が準備中。今のところほかに立候補の動きはない。
　山下氏は「渥美半島を元気に」をスローガンに、渥美半島道路の計画路線化や公共施設の適正化などのインフラ整備促進を掲げる。
　大竹氏は「渥美半島のアップデート」を合言葉に人口減少対策や市政の透明化を図る。公共施設の最適化や財源見通しの明確化を掲げる。

■豊橋
　豊橋市議選は定数36に現職29人と元職１人、新人18人の計48人が立候補を予定している。４年前の41人を大きく上回る。

■豊川
　豊川市議選は定数30に対し現職25人、元職１人、新人10人の計36人が立候補を予定する。新人のうち４人は、引退する現職の組織や地盤を受け継ぐとされる。竹本幸夫市長も記者会見で「小坂井や御津地区で激戦になるとみられる」などと行方を注視している。

■蒲郡
　蒲郡市議選は定数20に24人が立候補を予定している。現職14人、元職１人、新人９人で４年前より２人多い。

■奥三河
東栄町長選と豊根村長選、３町村議選は18日告示

　北設楽郡３町村は東栄町長選と豊根村長選、設楽と東栄の町議選、豊根村議選が18日に告示される。
　東栄町長選は２年前の出直し選挙で再選した村上孝治氏（65）に対し、元町議の山本典式氏（75）とＮＰＯ法人理事長の八幡久夫氏（66）の２新人が挑む構図。豊根村長選は出馬表明したのは元副村長の伊藤浩亘氏（62）のみで無投票となる公算が大きい。
　町村議選は選挙戦が濃厚。設楽町議選は過去２回の無投票で定数を２減らして10にした。12人が立候補の見通し。東栄町議選は定数８に10人、豊根村議選は定数８に９人が立候補を予定する。