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新城で日本在住外国人向け「民家サミット」

骨組みを組み立てる参加者=県民の森で
骨組みを組み立てる参加者=県民の森で
古民家に関する調査報告
古民家に関する調査報告

 日本在住の外国人らが古民家について情報交換する「民家サミット2023」が22日、新城市門谷の県民の森で開かれた。
 日本の建築文化について交流するSNSグループ「Kominka Japan」が主催。全国古民家再生協会などが運営に携わった。昨年は京都市であり、約350人が参加した。今回は再生協会に加盟する新城市の戸田工務店が協賛し、県民の森を主会場に21~23日の日程で開いた。
 移住外国人やアメリカ、カナダなど海外から約160人が参加した。21日には玖老勢の施設で、カミキリムシの被害にあったスギ材を建築資材に仕上げる「焼杉」を見学した。22日には阿寺地区のゲストハウス、鳳来寺山のふもとにある合掌造りのカフェ、槇原地区の民泊施設を巡るツアーも開催した。
 県民の森で子ども向けの上棟式があり、小学生6人が参加した。戸田工務店の社員の手ほどきを受けてスギやマツで骨組みを組み立て、はりを置くまでを体験した。戸田桂一郎社長がくさびを打ち付け、揺れを防ぐ効果があることを説明した。
 1950年以前に建築の古民家に関する調査報告があった。一宮市在住の米国出身のミラー・マークさん(59)は築32年の一軒家に住む。「今後のリフォームに向けて古民家で使われた材木の活用を考えたい」と話した。
 23日は、戸田工務店の戸田幸志さんが古民家の海外移築について報告する。
【安藤聡】

 日本在住の外国人らが古民家について情報交換する「民家サミット2023」が22日、新城市門谷の県民の森で開かれた。
 日本の建築文化について交流するSNSグループ「Kominka Japan」が主催。全国古民家再生協会などが運営に携わった。昨年は京都市であり、約350人が参加した。今回は再生協会に加盟する新城市の戸田工務店が協賛し、県民の森を主会場に21~23日の日程で開いた。
 移住外国人やアメリカ、カナダなど海外から約160人が参加した。21日には玖老勢の施設で、カミキリムシの被害にあったスギ材を建築資材に仕上げる「焼杉」を見学した。22日には阿寺地区のゲストハウス、鳳来寺山のふもとにある合掌造りのカフェ、槇原地区の民泊施設を巡るツアーも開催した。
 県民の森で子ども向けの上棟式があり、小学生6人が参加した。戸田工務店の社員の手ほどきを受けてスギやマツで骨組みを組み立て、はりを置くまでを体験した。戸田桂一郎社長がくさびを打ち付け、揺れを防ぐ効果があることを説明した。
 1950年以前に建築の古民家に関する調査報告があった。一宮市在住の米国出身のミラー・マークさん(59)は築32年の一軒家に住む。「今後のリフォームに向けて古民家で使われた材木の活用を考えたい」と話した。
 23日は、戸田工務店の戸田幸志さんが古民家の海外移築について報告する。
【安藤聡】

骨組みを組み立てる参加者=県民の森で
骨組みを組み立てる参加者=県民の森で
古民家に関する調査報告
古民家に関する調査報告

カテゴリー:社会・経済

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