文字の大きさ

自転車ヘルメットが品薄に

一般の自転車用のヘルメットが品薄に=豊橋市宮下町で
一般の自転車用のヘルメットが品薄に=豊橋市宮下町で

 道路交通法の一部改正で、4月から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化された。豊橋市内の自転車店ではヘルメットを買い求める人が相次ぎ、品薄の状態になっている。
 自転車死亡事故の58%が頭部のけがが原因とされる。さらに昨年1年間の豊橋市の人口1万人あたりの自転車人身事故件数は2・07で県内平均の1・61件を上回っていた。
 他の自治体に先んじて自転車のヘルメット着用を促した。2016年からヘルメット購入金額の2分の1を補助している。19年4月に「自転車の快適で安全な利用の推進に関する条例」を制定し、同10月にはヘルメット着用の努力義務化をスタートした。
 また、豊橋署は市内の小学校や高校などの自転車の交通安全教室を開催している。「自転車の正しい乗り方」という動画を作り、自転車事故の防止に努めている。その甲斐もあり、市の今年の自転車事故のけが人は43人で、前年を19人下回っている(20日現在)。
 市内では、駆け込み需要でヘルメットが品薄になる自転車店が相次いでいる。最近のヘルメットは帽子型やスポーツ用など、さまざまな種類があり、色もカラフルだ。幅広い年齢層に受け入れられるようになっている。向山町の「サイクルベースあさひ豊橋店」では、努力義務化のニュースを見たり市の補助金を知ったりして店を訪れる客が増えた。店員は「これまではスポーツバイクのヘルメットがよく売れていた。一般的な自転車に乗る主婦や高齢者、学生がこれほど来たのは初めて」と話した。
 宮下町で自転車店を経営する高野守夫さん(71)は「注文から2カ月待ちの状況。売り上げは3~4倍になるのでは。供給が追い付いていない」と話していた。
【北川壱暉】

 道路交通法の一部改正で、4月から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化された。豊橋市内の自転車店ではヘルメットを買い求める人が相次ぎ、品薄の状態になっている。
 自転車死亡事故の58%が頭部のけがが原因とされる。さらに昨年1年間の豊橋市の人口1万人あたりの自転車人身事故件数は2・07で県内平均の1・61件を上回っていた。
 他の自治体に先んじて自転車のヘルメット着用を促した。2016年からヘルメット購入金額の2分の1を補助している。19年4月に「自転車の快適で安全な利用の推進に関する条例」を制定し、同10月にはヘルメット着用の努力義務化をスタートした。
 また、豊橋署は市内の小学校や高校などの自転車の交通安全教室を開催している。「自転車の正しい乗り方」という動画を作り、自転車事故の防止に努めている。その甲斐もあり、市の今年の自転車事故のけが人は43人で、前年を19人下回っている(20日現在)。
 市内では、駆け込み需要でヘルメットが品薄になる自転車店が相次いでいる。最近のヘルメットは帽子型やスポーツ用など、さまざまな種類があり、色もカラフルだ。幅広い年齢層に受け入れられるようになっている。向山町の「サイクルベースあさひ豊橋店」では、努力義務化のニュースを見たり市の補助金を知ったりして店を訪れる客が増えた。店員は「これまではスポーツバイクのヘルメットがよく売れていた。一般的な自転車に乗る主婦や高齢者、学生がこれほど来たのは初めて」と話した。
 宮下町で自転車店を経営する高野守夫さん(71)は「注文から2カ月待ちの状況。売り上げは3~4倍になるのでは。供給が追い付いていない」と話していた。
【北川壱暉】

一般の自転車用のヘルメットが品薄に=豊橋市宮下町で
一般の自転車用のヘルメットが品薄に=豊橋市宮下町で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR