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大規模バイオマス発電所建設進む三河港田原地区

愛知田原バイオマスなどが工事を進める田原4区=蔵王山から撮影
愛知田原バイオマスなどが工事を進める田原4区=蔵王山から撮影

 三河港田原地区で、大規模なバイオマス発電所の建設が進んでいる。2021~22年に「愛知田原バイオマス」など4社の起工式があった。ホームページで事業を周知しているところもある。
 愛知田原バイオマスは「丸紅」と「JAG国際エナジー」が各37・5%、「大阪ガス」が25%を出資する。燃料は木質ペレットで、出力は75メガワット。運転開始は24年10月。
 「田原グリーンバイオマス」は「伊藤忠商事」と「九電みらいエナジー」が各40%、「東急不動産」が20%を出資する。燃料は輸入木質ペレットなどで、出力は50メガワット。運転開始は25年4月。
 「田原バイオマス」は「石油資源開発」が39・9%、「静岡ガス&パワー」と「東京エネシス」が各20%、ほか「川崎近海汽船」など4社が20・1%を出資する。燃料は同じで出力は50メガワット。運転開始は25年4月。
 「田原バイオマスパワー」は「JFEエンジニアリング」と「中部電力」が各40%、「東邦ガス」と「東京センチュリー」が各10%を出資する。燃料は木質ペレットとパームヤシ殻で、出力は国内最大級の112メガワット。運転開始は25年9月。
 いずれも、出資各社がそれぞれの強みを生かして建設や運転技術、燃料供給など事業を進める。総計すると一般家庭約60万世帯分の使用電力量に相当する年間発電量となる。
 田原公共ふ頭2号岸壁の一部を水深10㍍化する工事が今年度の新規事業となったことで、25年には約2万㌧までの船が入港できるようになる。建築資材や燃料運搬の効率化が進むことで、さらなる企業誘致や二酸化炭素排出量の削減が期待されている。
【岸侑輝】

 三河港田原地区で、大規模なバイオマス発電所の建設が進んでいる。2021~22年に「愛知田原バイオマス」など4社の起工式があった。ホームページで事業を周知しているところもある。
 愛知田原バイオマスは「丸紅」と「JAG国際エナジー」が各37・5%、「大阪ガス」が25%を出資する。燃料は木質ペレットで、出力は75メガワット。運転開始は24年10月。
 「田原グリーンバイオマス」は「伊藤忠商事」と「九電みらいエナジー」が各40%、「東急不動産」が20%を出資する。燃料は輸入木質ペレットなどで、出力は50メガワット。運転開始は25年4月。
 「田原バイオマス」は「石油資源開発」が39・9%、「静岡ガス&パワー」と「東京エネシス」が各20%、ほか「川崎近海汽船」など4社が20・1%を出資する。燃料は同じで出力は50メガワット。運転開始は25年4月。
 「田原バイオマスパワー」は「JFEエンジニアリング」と「中部電力」が各40%、「東邦ガス」と「東京センチュリー」が各10%を出資する。燃料は木質ペレットとパームヤシ殻で、出力は国内最大級の112メガワット。運転開始は25年9月。
 いずれも、出資各社がそれぞれの強みを生かして建設や運転技術、燃料供給など事業を進める。総計すると一般家庭約60万世帯分の使用電力量に相当する年間発電量となる。
 田原公共ふ頭2号岸壁の一部を水深10㍍化する工事が今年度の新規事業となったことで、25年には約2万㌧までの船が入港できるようになる。建築資材や燃料運搬の効率化が進むことで、さらなる企業誘致や二酸化炭素排出量の削減が期待されている。
【岸侑輝】

愛知田原バイオマスなどが工事を進める田原4区=蔵王山から撮影
愛知田原バイオマスなどが工事を進める田原4区=蔵王山から撮影

カテゴリー:社会・経済

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