プロテイン使った新商品

ふくい整形外科リウマチリハビリクリニックが販売部門６月１日オープン

　今月末で開院５年目を迎える豊橋市西幸町の「ふくい整形外科リウマチリハビリクリニック」は、独自に開発したプロテインを使ったスイーツやコーヒーの販売部門を立ち上げた。新規事業で、クリニック敷地内にトレーラーハウスを設置、「ハッピープロテイン」の名で６月１日にグランドオープンする。
　高齢者の患者も多い。以前から高齢者の栄養の取り方の偏りを懸念していたところ、新型コロナウイルス禍で外出を控える中、身体的機能の低下とともに栄養状態の低下に拍車がかったように感じたという。「体の内側からも健康になってもらおう」と、食の細い人でも口にしやすいスイーツの開発に着手した。オリジナルのプロテインを配合したおやつで、手軽にたんぱく質を摂取し、「ロコモ（立ったり歩いたりといった移動機能が低下した状態）」予防の一助を担う試みだ。
　テークアウトメニューのメインはプロテインのスムージーとシェーク、コーヒー、ソフトクリームだ。スムージーは「ホエー」由来の「プレーン」「抹茶」「ベリー」「カフェラテ」「黒糖キャラメル」「チョコレート」「レモン」、大豆由来の「きなこ」などから好きなフレーバーを選び、「豆乳」「オーツミルク」「アーモンドミルク」「低脂肪ミルク」や水などで割る。濃厚ながらしつこさが無く飲みやすい。食物繊維の一種「イヌリン」も配合。価格はＳ（約１８０㍉㍑）が４００円、Ｍ（約３５０㍉㍑）が６００円。
　たんぱく質に加え鉄分やコラーゲンなど配合したコーヒーは「ワルツ」、ソフトクリームは「日世」と、専門メーカーの協力を仰いだ世界で唯一の商品だ。プロテインプリン、グラノーラなども不定期で販売予定という。
　クリニックの理学療法士でハッピープロテイン責任者の福井友賀さんは「高たんぱく適正糖質の、心と体が喜ぶおやつ。生活習慣に取り入れてほしい」と話す。営業は平日午前９時から午後５時半まで。水曜と土曜は正午まで。日曜祝日は休み。30～31日はプレオープンで午前９時から午後１時まで営業。また６月３日午後２時から、同クリニックで「リウマチ健康フェスティバル」があり、医師や栄養管理士の講演、看護やリハビリ相談会なども予定している。
　ハッピープロテインへの問い合わせは電話（０９０・４０９７・６９１０）かインスタグラム＝ＱＲコード＝で。
【田中博子】