豊橋市が洪水ハザードマップを刷新

　豊橋市は豊川（とよがわ）下流域の支川、紙田川と境川（老津町）の流域が対象の洪水ハザードマップを完成させた。６月から約５万３０００世帯に配る。２０２１年に県が公表した浸水予想図を反映した。豊川流域は各地の避難所情報などを盛り込んだ校区別も併せて作った。
　豊川流域は20校区、４万７０００世帯を対象に縮尺３万分の１と５０００～１万３５００分の１の２種類に拡充した。広域図では各地の避難所などの情報が盛り込めなかったため。紙田川と境川のマップは５校区で約６０００世帯に配る。
　県は２０００年の東海豪雨を機に、水防法の指定区間外（上流部や支川）の浸水予想図も作成している。21年の発表では豊橋公園北を流れる朝倉川なども浸水域に入っていた。
　市河川課によると、市内すべての河川流域の洪水ハザードマップが網羅されたという。
　豊川流域、紙田川と境川流域はＡ１判。豊川流域の校区別マップはＡ２。対象校区に全戸配布するほか、市のホームページにも掲載する。
【加藤広宣】