竹本氏が再選出馬を表明 今秋の豊川市長選

　豊川市の竹本幸夫市長（69）は９日、市議会６月定例会で、任期満了に伴う市長選（９月24日告示、10月１日投開票）に再選を目指して出馬する意向を表明した。星川博文氏（とよかわ未来）の質問への答弁。出馬表明は竹本市長が初めて。
　竹本市長は「引き続き市政の発展に貢献していきたいと、市長選挙へ再度出馬する決意をしました。生活の基盤となる働く場所の確保と定住を重点に、少子化対策、暮らしやすさの向上、市民協働の推進、健全な財政運営をしていきたい。次期マニフェストは１期目の継続に加え、新たな市民ニーズや課題を踏まえて発表したい」と述べた。
　１期目に掲げたマニフェストは「元気なとよかわ　子育てにやさしく　人の集うまち」。実現に向けて、42件の提案を示し14件の取り組みが完了した。竹本氏は「一丁目一番地として取り組んだ八幡地区のまちづくり推進では、イオンモール豊川がオープンした。周辺道路を整備し救急搬送の遅延を回避できた」「子育て支援では、高校３年生までの入院医療費の無料化を東三河５市の中で初めて実現した。保育園の計画的な整備にも力を入れてきた」と４年間の成果を述べた。出馬を決めた時期は昨年末といい、「家族に相談したところ、後押ししてくれた」と話した。無所属で出馬する。
　竹本氏は立命館大学卒。１９７８年に豊川市へ入庁。豊川宝飯衛生組合事務所長、企画部政策調整監、副市長などを歴任し、２０１９年の市長選で初当選した。市田町在住。
　６月１日現在の選挙人名簿登録者数は15万３０７人（男７万４６８０人、女７万５６２７人）。
【竹下貴信】