蒲郡市が「W TOKYO」と連携協定締結

　蒲郡市は、東京ガールズコレクション（ＴＧＣ）を主催する企業「Ｗ　ＴＯＫＹＯ」（本社、東京都）との間に、地方創生の推進に関する連携協定を結んだ。県内では初めて。
　昨年４月に蒲郡などで撮影があったドラマ「∞（むげん）ゾッキ」で同社が支援したことをきっかけに交流が始まった。今回、ＴＧＣを主催する同社の発信力を活用し、地場産業の繊維を一緒になって盛り上げる。
　協定内容は地域経済の活性化▽地方創生の推進に向けた施策の計画、実行▽市政情報の発信▽ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の推進－となっている。
　また、締結に先駆けて５月22日に、市内の繊維企業に勤める若手を中心としたプロジェクトチームを立ち上げた。３カ年計画を想定して新製品を開発する。製品はＴＧＣなどで発表することを考えている。
　この日、蒲郡商工会議所で締結式が開かれた。鈴木寿明市長と「Ｗ　ＴＯＫＹＯ」の青木充ＣＯＯ（最高執行責任者）が出席し、協定書に署名した。鈴木市長は「連携を通してプロジェクトを成功させ、蒲郡の地場産業を盛り上げたい」と話した。青木ＣＯＯは「蒲郡の繊維の魅力を全国に発信して新たなブランドを生み出す手助けをしたい」と述べた。
【林大二朗】