県が「あいちスキ旅キャンペーン」開始

　県は、平日や閑散期の旅行を呼び掛ける「あいちスキ旅キャンペーン」を始めた。ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性の向上による地域経済の活性化を目指す「県『休み方改革』プロジェクト」の一環。
　観光関連事業者と連携し、平日や閑散期の旅行を呼び掛けることで、観光需要を平準化し、快適な旅行と、観光関連事業者の生産性の向上、促進を目指す。
　キャッチコピーは「空いてる時に、好きな場所へ、出掛けよう」。
　観光関連事業者には、有給休暇や「ラーケーションの日」を取得するなどして平日や閑散期に訪れた旅行客に対し、料金の割引や客室のアップグレード、景品など、特典の提供を呼び掛ける。
　すでに多くの宿泊施設や観光施設などから応募があり、特設サイトで特典の内容を掲載している。
　キャンペーンを広くＰＲするため、「休み方改革」ＣＭ第２弾として、大村秀章知事が旅館の板長にふんしたテレビコマーシャルを作った。１６日までの間、民放５局で各２０回ずつ放映する。県の「休み方改革」プロジェクト公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルでも流れている。新聞や鉄道各駅、車内に同様の広告を出す予定。
　全国知事会の休み方改革プロジェクトチームリーダーの大村知事は「息の長い取り組みとして、全国にも広げ、多くの人に『空いててお得な平日旅行』を楽しんでもらいたい」と語った。
（後藤康之）