高校野球愛知大会 東三河勢4校が勝ち上がる

　「第１０５回全国高校野球選手権愛知大会」は９日、２回戦があった。雨で豊川工―杜若（豊田球場）や豊橋西―愛産大工（瑞穂球場）など17試合が中止、１試合が継続試合となった。
【取材班】

　豊丘は江南戦の初回、４単打をつないで３点を先制。二回も２単打に犠飛と四球を織り交ぜて３点を奪い、八回も連続単打で１点を挙げてコールド勝ち。投げては４人の継投で零封した。
豊丘談話
山本剛之監督
　今まで練習してきた通りに力が発揮できた。雰囲気もよく、この勢いで次の試合に臨む。
石黒貴久主将
　チーム全体が一つになれた。これまで練習した成果を発揮し、試合を楽しもうと皆に声掛けした。

　蒲郡は緑丘などの合同チームと対戦。初回、石守の右越え二塁打を足がかりに、山出、酒井、松橋の適時打で３点を先制した。五回は原田の２点適時打と酒井の左中間三塁打でさらに３点、六回は原田の左中間三塁打と松橋の適時打でコールド勝ち。
蒲郡談話
大谷卓司監督
　自分たちの野球を最後までやるよう伝えた。緊張からのミスも出た。練習で修正したい。
松橋航太主将
　いつもの攻めの野球ができた。大きな声を出してチームを引っ張り、いい雰囲気づくりに努めた。

　海陽学園対成章の東三河対決。成章は初回、２死二塁から白井の中越え三塁打で先制。さらに暴投と敵失などで３点を加えた。五回には２死一、二塁から高木の左中間二塁打などで３点を挙げてコールド勝ちした。
海陽学園談話
山下勇一監督
　昨年夏の大会の課題を中心に練習に取り組んできた。チームの雰囲気はよかったが、負けたのは悔しい。
清水雄基主将
　最後まで頑張ろうと声掛けした。試合が終わり、もっと練習していればよかったと思った。

　碧南と対戦した新城有教館は初回、１死満塁から松井の左犠飛で先制。同点とされ五回、１死満塁から松井、夏目、佐野、酒井が連続適時打を放って５点を挙げ、試合を決めた。

９日の結果

▽２回戦
○…豊橋市民…○
江南
００００００００　｜０
３３０００００１×｜７
豊丘
（八回コールド）
（江）永田、堀部胡、高崎－柳瀬（豊）太田、加藤、芳賀、古関－土屋

緑丘東学春泉連合
００００００　｜０
３１００３３×｜10
蒲郡
（六回コールド）
（緑丘東学春泉連合）熊瀧、田中－島原（蒲）酒井、尾崎－吉田

海陽学園
０００００００｜０
４０００３０×｜７
成章
（七回コールド）
（海）桑、河南－横井（成）鈴木、藤原－白井勇

○…阿久比…○
新城有教館
１０００５００００｜６
００１０００１００｜２
碧南
（新）夏目、村瀬－金沢（碧）藤田、川上－井上