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豊川市職員が地域猫活動を学ぶ

約50人の職員が参加した地域猫の研修会=豊川市役所で
約50人の職員が参加した地域猫の研修会=豊川市役所で

 豊川市は11日、地域猫活動について学ぶ職員研修会を開いた。各課から約50人が出席して理解を深めた。
 地域猫活動支援は市長マニフェストの一つになっている。多くの職員に現状や対策を知ってもらおうと2021年度から年に1度のペースで開いている。県動物愛護センター東三河支所長の塚越昭和さん、地域猫活動団体「前山ネコの会」代表の上田法果さんらが講師を務めた。
 塚越さんは、地域猫の苦情の多くが「餌やり」「ふん尿」「子猫が生まれた」の三つだと紹介。活動の概要を説明し「地域全体で猫を育てていくようなイメージ。不妊去勢手術を徹底し、餌やりの場所と時間を決め、トイレの徹底管理をすることで、解決に向かう」と述べた。
 動物愛護法についても説明し、「虐待、遺棄をすると罰則規定がある」と解説した。また猫は1匹の雌から1年後には20匹以上、2年後には80匹以上、3年後には2000匹以上になるだけの繁殖力があると紹介した。
 上田さんは活動事例を報告した。「ボランティアや行政は、協力はしてくれるが丸投げできない。地域で解決するしかない」と述べ、「解決法の糸口をつかみ、地域から募金を集めて活動を始めた」と説明。「捕獲器で飼い主のいない猫を捕まえ、不妊去勢手術をした」と述べた。
 またコミュニケーションが大切で「餌やりさんへは猫トイレの設置を求め、厳しい意見を言う人にはしっかりと話を聞き活動について理解してもらった」と振り返った。
【竹下貴信】

 豊川市は11日、地域猫活動について学ぶ職員研修会を開いた。各課から約50人が出席して理解を深めた。
 地域猫活動支援は市長マニフェストの一つになっている。多くの職員に現状や対策を知ってもらおうと2021年度から年に1度のペースで開いている。県動物愛護センター東三河支所長の塚越昭和さん、地域猫活動団体「前山ネコの会」代表の上田法果さんらが講師を務めた。
 塚越さんは、地域猫の苦情の多くが「餌やり」「ふん尿」「子猫が生まれた」の三つだと紹介。活動の概要を説明し「地域全体で猫を育てていくようなイメージ。不妊去勢手術を徹底し、餌やりの場所と時間を決め、トイレの徹底管理をすることで、解決に向かう」と述べた。
 動物愛護法についても説明し、「虐待、遺棄をすると罰則規定がある」と解説した。また猫は1匹の雌から1年後には20匹以上、2年後には80匹以上、3年後には2000匹以上になるだけの繁殖力があると紹介した。
 上田さんは活動事例を報告した。「ボランティアや行政は、協力はしてくれるが丸投げできない。地域で解決するしかない」と述べ、「解決法の糸口をつかみ、地域から募金を集めて活動を始めた」と説明。「捕獲器で飼い主のいない猫を捕まえ、不妊去勢手術をした」と述べた。
 またコミュニケーションが大切で「餌やりさんへは猫トイレの設置を求め、厳しい意見を言う人にはしっかりと話を聞き活動について理解してもらった」と振り返った。
【竹下貴信】

約50人の職員が参加した地域猫の研修会=豊川市役所で
約50人の職員が参加した地域猫の研修会=豊川市役所で

カテゴリー:社会・経済

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