千賀投手がMLBオールスター初選出、蒲郡でPV

　米大リーグのオールスターゲームが11日（日本時間12日）、ワシントン州シアトルの「Ｔ―モバイル・パーク」であった。ニューヨーク・メッツ千賀滉大投手（30）にエールを送ろうと同日、蒲郡市は元町の「ナビテラス」で、パブリックビューイング（ＰＶ）を開いた。千賀の同級生や後輩ら約40人が熱い声援を送った。
　千賀は県立蒲郡高校から２０１０年の育成ドラフト４位でソフトバンクに入団した。22年12月にメッツへ移籍。落差のあるフォークを武器に、前半戦で７勝をあげる活躍で、オールスターに初選出された。駆けつけた鈴木寿明市長は「勇姿を見に来たが、残念ながら出場しなかった。夢の舞台に出ることは、蒲郡市にとって大変光栄」と話した。
　小中高と同じチームで同級生の西村仁志さんは「オールスターに出られるのは夢のよう。けがなく行けるところまで行ってほしい」と語った。

市が応援看板とサイトお披露目
　一方、千賀の応援看板と、応援サイトのお披露目もあった。活躍する千賀投手を市全体で応援しようと、今年春に市が企画した。
　看板は幅約５㍍、高さ約１・５㍍。「蒲郡から世界へ」のメッセージや、侍ジャパンのユニフォームでプレーする千賀の写真を添えた。蒲郡駅北口のタクシー乗り場前で見られる。
　サイト＝ＱＲコード＝は、誰でも応援メッセージを送れるのが特徴。経歴やプレー写真、恩師からのメッセージなども見られる。
　担当の市シティセールス推進協議会の稲吉伸英さん（51）は、「少しでも千賀投手のパワーになればうれしい」と話した。
【北川壱暉】