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在宅ケア充実へ豊橋で心不全研修着々

心不全について説明する深谷副部長=ライフポートとよはしで
心不全について説明する深谷副部長=ライフポートとよはしで

市社協と市民病院連携でヘルパーら対象

 高齢者の心不全の再発を防ごうと、豊橋市社会福祉協議会は昨年度から市民病院と連携し、ケアマネジャーやヘルパーらが在宅での支援方法について勉強を重ねている。20日、「介護支援専門員研修交流会」を「ライフポートとよはし」で開き、現場職員151人が専門の医師や看護師から話を聞いた。
 心不全は心筋梗塞や心臓弁膜症、心筋炎など心臓の病気や高血圧などが原因で起きる。心臓のポンプ機能が十分働かず血液の循環が滞り、息切れやむくみが起き徐々に悪化する。発症は冬場が最も多く、次いで暑さの厳しい夏という。
 高齢者の心不全患者が全国的に増える中、退院後の再入院も多い。原因の一つに、病院ではできた適切な栄養摂取や運動などの体調管理ができなくなることが挙げられる。
 昨年度、市民病院側からの呼び掛けで勉強を始めた。今回は在宅での適切な心不全管理のポイントや福祉従事者ができる確認事項について学んだ。新型コロナウイルス禍でオンラインや少人数の研修はしてきたが、大人数での対面研修は初。
 循環器内科の深谷兼次副部長ら心不全連携チームが協力。深谷副部長が「介護に活かす心不全の知識 介護職が担う療養支援」と題し、心不全の症状や、再入院を防ぐための介護職の役割などを説明した。介入点として、良好な心不全の状態を維持する「メンテナンス」、症状を確認・把握する「モニタリング」、病気の悪化に対処する「マネジメント」を挙げ、対処行動を明確にするため体重増加やむくみなど症状を点数化する「心不全ポイント」を紹介した。心不全看護認定看護師の稲吉俊幸氏も心不全の管理について具体的に説明した。
 出席者は研修内容を職場に持ち帰り、心不全連携チームも参加予定の「ケアマネ茶話会」で意見を交換、情報共有して患者の在宅ケアに役立てる。
【田中博子】

市社協と市民病院連携でヘルパーら対象

 高齢者の心不全の再発を防ごうと、豊橋市社会福祉協議会は昨年度から市民病院と連携し、ケアマネジャーやヘルパーらが在宅での支援方法について勉強を重ねている。20日、「介護支援専門員研修交流会」を「ライフポートとよはし」で開き、現場職員151人が専門の医師や看護師から話を聞いた。
 心不全は心筋梗塞や心臓弁膜症、心筋炎など心臓の病気や高血圧などが原因で起きる。心臓のポンプ機能が十分働かず血液の循環が滞り、息切れやむくみが起き徐々に悪化する。発症は冬場が最も多く、次いで暑さの厳しい夏という。
 高齢者の心不全患者が全国的に増える中、退院後の再入院も多い。原因の一つに、病院ではできた適切な栄養摂取や運動などの体調管理ができなくなることが挙げられる。
 昨年度、市民病院側からの呼び掛けで勉強を始めた。今回は在宅での適切な心不全管理のポイントや福祉従事者ができる確認事項について学んだ。新型コロナウイルス禍でオンラインや少人数の研修はしてきたが、大人数での対面研修は初。
 循環器内科の深谷兼次副部長ら心不全連携チームが協力。深谷副部長が「介護に活かす心不全の知識 介護職が担う療養支援」と題し、心不全の症状や、再入院を防ぐための介護職の役割などを説明した。介入点として、良好な心不全の状態を維持する「メンテナンス」、症状を確認・把握する「モニタリング」、病気の悪化に対処する「マネジメント」を挙げ、対処行動を明確にするため体重増加やむくみなど症状を点数化する「心不全ポイント」を紹介した。心不全看護認定看護師の稲吉俊幸氏も心不全の管理について具体的に説明した。
 出席者は研修内容を職場に持ち帰り、心不全連携チームも参加予定の「ケアマネ茶話会」で意見を交換、情報共有して患者の在宅ケアに役立てる。
【田中博子】

心不全について説明する深谷副部長=ライフポートとよはしで
心不全について説明する深谷副部長=ライフポートとよはしで

カテゴリー:社会・経済

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