ここにこ開館15周年の誕生祭

　豊橋市松葉町３の「こども未来館ここにこ」で23日、開館15周年記念の誕生祭があり、来場した多くの親子が節目を祝った。
　オープニングセレモニーでは、ステージのアトラクションがあった。吉本興業「住みます芸人」として市内で活動する「ブロードキャスト！！吉村憲二」さんが司会を務めた。
　市立くるみ保育園の園児らが祝いのダンスを披露、松葉小学校３年生は動画でメッセージを送った。豊城中学校は開館と同じ年度に生まれた３年生が「15」をかたどったオブジェを作り、自身の写真と祝福メッセージを添えて展示した。
　絵本芸人で活躍する、ひろたあきらさん（幸田町出身）が著作「むれ」を使ったクイズ大会を催した。子どもらは、動物や花、雨などさまざまな群れから異質なものを見つけて楽しんだ。ひろたさんは６冊の著作を持つ絵本作家で「むれ」は６万部のヒット作。この日は館内で絵本の読み聞かせ会にも参加した。
　出席した浅井由崇市長は「人づくりで一番のまちを目指す豊橋の象徴的な施設。新型コロナウイルス禍で休館した時期もあったが以前の姿に戻りつつある。さらに充実させたい」と述べた。
　館内では15周年にちなんだ記念のワークショップやアトラクションもあり、大勢の親子連れでにぎわった。
　ここにこは２００８年７月26日開館。コロナ前の18年度は年約68万人が来館、昨年５月には通算８００万人を達成した。
【加藤広宣】