高校野球愛知大会 東三河勢は豊川が準々決勝へ

　「第１０５回全国高校野球選手権愛知大会」は23日、５回戦16試合があった。東三河勢では豊川が唯一、ベスト８に入った。25日、愛知啓成と小牧球場で対戦する。
【取材班】

　豊川は半田と対戦。二回、先頭の束野が中前打で出塁し盗塁と犠打で三塁へ。服部の左前打でかえって先制した。なお１死一、三塁で川口が左越え二塁打で２点を追加。さらに２死満塁で遠渡が走者一掃の中越え三塁打を放ち３点。打者11人の猛攻で６点を先取した。三回にも３点、四回も１死満塁からモイセエフが右翼線三塁打を放つなど計５点を挙げてコールド勝ちした。
豊川談話
長谷川裕記監督
　序盤に下位打線からチャンスを作って６点取れたのが大きかった。次戦は、楽しく思いっきり戦いたい。
遠渡真輝人
　打線もつながって点が取れた。前回よりレベルアップできたと思う。一つひとつの試合を大切に、自分たちの野球をして勝ちたい。

　中京大中京と対戦した新城有教館は二回、松井が右越え二塁打で出塁。夏目の右飛の間に三進し２死三塁の好機を作ったが後続を断たれた。打線はその後、抑え込まれた。先発の夏目は上々の立ち上がりを見せたが三回に捕まって３失点。継投陣も強力打線を抑えられず、七回コールド負けに終わった。
新城有教館談話
杉浦聡監督
　３年生が６人と少ない中、ベスト16まで勝ち上がり、歴史を作ってくれた。ここまで頑張ってくれた子どもたちに感謝したい。
浦野晴乃介主将
　相手は想像以上に強かった。応援しに来てくれた人たちに勝って恩返ししたかったが、できなかったので悔しい。

23日の結果
▽５回戦

○…豊橋市民…○
半田
００１２１｜４
０６３５×｜14
豊川
（五回コールド）
（半）石原、大洞、佐々木、千葉―中村（迅）（豊）川口、中西―服部

新城有教館
０００００００｜０
００３１３２×｜９
中京大中京
（七回コールド）
（新）夏目、松山、村瀬、夏目―金沢（中）飯島、蟹江―江崎、浅井