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朝倉川で流されたコイの救出作戦

コイを捕獲する会員ら=いずれも豊橋市多米中町の朝倉川で
コイを捕獲する会員ら=いずれも豊橋市多米中町の朝倉川で
捕まったコイ
捕まったコイ

 NPO法人「朝倉川育水フォーラム」は30日、豊橋市内を流れる朝倉川でコイの救出作戦を展開した。6月2日の東三河豪雨で赤岩寺から流されたコイを捕獲した。
 寺にある池の水があふれ、約30匹が流されたという。その一部が朝倉川にすみ着いた。コイは雑食でさまざまなものを食べる。これまでいなかった生物がすみ着くことで、生態系が崩れることが懸念される。ホタルの幼虫が食べられる可能性があり、捕獲を決めた。
 会員をはじめ市民ら12人が参加し、寺の近くの多米中町で活動した。最初に目視し、少なくとも10匹近くいることが分かった。その後、川の中に入り、網でコイを追い込んで9匹を捕まえた。約80㌢の大きなものもいた。作業は午前11時から2時間半続け、捕まえたコイは赤岩寺の池へ戻した。
 フォーラム理事長の大谷忠興さんは「朝倉川は私たちの長年の活動で、ゲンジボタルが自生する美しい川の姿を取り戻せた。川の自然を守るため、外来生物のコイを捕えて戻しました」と話した。
 フォーラムは、朝倉川に環境指標生物であるホタルが自生するための河川環境改善事業などを展開し、自然あふれる地域社会の実現を目指している。
【竹下貴信】

 NPO法人「朝倉川育水フォーラム」は30日、豊橋市内を流れる朝倉川でコイの救出作戦を展開した。6月2日の東三河豪雨で赤岩寺から流されたコイを捕獲した。
 寺にある池の水があふれ、約30匹が流されたという。その一部が朝倉川にすみ着いた。コイは雑食でさまざまなものを食べる。これまでいなかった生物がすみ着くことで、生態系が崩れることが懸念される。ホタルの幼虫が食べられる可能性があり、捕獲を決めた。
 会員をはじめ市民ら12人が参加し、寺の近くの多米中町で活動した。最初に目視し、少なくとも10匹近くいることが分かった。その後、川の中に入り、網でコイを追い込んで9匹を捕まえた。約80㌢の大きなものもいた。作業は午前11時から2時間半続け、捕まえたコイは赤岩寺の池へ戻した。
 フォーラム理事長の大谷忠興さんは「朝倉川は私たちの長年の活動で、ゲンジボタルが自生する美しい川の姿を取り戻せた。川の自然を守るため、外来生物のコイを捕えて戻しました」と話した。
 フォーラムは、朝倉川に環境指標生物であるホタルが自生するための河川環境改善事業などを展開し、自然あふれる地域社会の実現を目指している。
【竹下貴信】

コイを捕獲する会員ら=いずれも豊橋市多米中町の朝倉川で
コイを捕獲する会員ら=いずれも豊橋市多米中町の朝倉川で
捕まったコイ
捕まったコイ

カテゴリー:社会・経済

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