豊橋信金が10月に早期起業家教育プログラム

　豊橋信用金庫は、東三河と湖西地域の中学生が、お金や経済、会社の仕組みについて学ぶ「早期起業家教育プログラム『ＴＯＹＯＳＨＩＮ　ＳＴＡＲＴＵＰ　ＳＣＨＯＯＬ』（とよスタ）」を、豊橋市駅前大通１の「ＭＵＳＡＳＨｉ　Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎ　Ｌａｂ　ＣＬＵＥ」で10月14～15日に開く。参加無料。
　子どもたちが、大人と同じビジネスの世界を疑似体験しながら「自分の得意なことを生かす」「身近な課題を見つける」「試行錯誤して解決する」などの力を育む。将来の選択肢を広げ、さまざまなフィールドで活躍できるようにする。
　日本は、世界主要国の中でも開業率が最も低い。当地では事業所の減少が続いており、地域経済への影響が懸念される。
　また子どもたちの進路をめぐる状況は大きく変化している。一人ひとりが主体的に自己の進路を選択、決定できる能力を高め、社会的、職業的自立を促すキャリア教育の重要性が増し、起業家精神に注目が集まる。
　子どもの職業観を養い、地域への理解を高め、ビジネスマインドの醸成を図る実践的な教育プログラムを提供する。「とよスタ」のコンセプトは「まちぐるみの起業家教育」。
　２日間８時間のプログラムでは、豊橋をＰＲできる「地球に優しい」グッズを考え、ビジネスプランにまとめ、豊橋信金現役職員にプレゼンテーションする。模擬通貨を使い販売、決算までの一連のプログラムを通し、会社作りの流れ、チームワーク、お金の大切さを学ぶ。
　プログラムの監修は起業家教育のパイオニアの平井由紀子氏。
　講師は、人材やプロモーションなどを手掛ける「タスキ」の種田憲人社長と、豊橋信金事業支援部の西郷鎮廣次長。
　東三河か湖西地域在住、在学の中学生が対象で定員24人。応募多数の場合は抽選。申し込みは９月30日までに専用フォーム＝ＱＲコード＝で。
　問い合わせは豊橋信金事業支援部（０５３２・57・７０３３）へ。
【山田一晶】