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高校総体で東三河勢が活躍

カテゴリー:スポーツ

優勝しガッツボーズする下田選手=札幌市で(提供)
優勝しガッツボーズする下田選手=札幌市で(提供)
卓球女子シングルで銀メダルの栗山選手(同)
卓球女子シングルで銀メダルの栗山選手(同)
400㍍個人メドレーで銀メダルの鈴木選手と西川選手=江別市で(同)
400㍍個人メドレーで銀メダルの鈴木選手と西川選手=江別市で(同)

 北海道などで7~8月にあった全国高校総体(インターハイ)で、東三河の選手が活躍した。各校に取材した。

 今月4日に札幌市で開かれた男子400㍍障害で、豊川3年の下田隼人選手(18)が高校歴代6位となる50秒14で優勝した。
 大会前に左脚が肉離れを起こし、不安があったという。だが準決勝で自己記録を0・69秒更新する50秒60を出した。「自分でも不思議だった。気持ちが少し楽になった」と明かした。
 迎えた決勝。「周りの歓声は聞こえなかった。『足のけがは大丈夫』と言い聞かせてスタートについた」と振り返る。まずまずの出足で、今季50秒47の好記録を持つ東福岡3年の渕上翔太選手をリード。終盤に迫ってきたが、振り切った。フィニッシュし、大きくガッツボーズして喜びを爆発させた。 
 中学3年の全国中学校体育大会では失格、昨年のインターハイにはけがで出場できなかった。「リベンジを果たせて良かった。将来は(8月の世界陸上に出場した)黒川和樹さんのように、世界を狙える選手になりたい」と語った。

 13日に札幌市中央体育館で繰り広げられた卓球女子シングルで、桜丘3年の栗山優菜選手(17)が準優勝した。決勝では、大阪の四天王寺1年の青木咲智選手に惜しくも敗れた。
 最大の山場は準々決勝。過去一度も勝ったことのない遊佐美月選手(愛知みずほ大瑞穂3年)に3対1で勝った。
 1セット目は先取されたが、2セット目からは、球の回転や球速など緩急をつけタイミングをずらし、徐々に栗山選手がペースを握った。 
 「遊佐さんに勝てたのは大きかった」と栗山選手。勢いがついて決勝まで勝ち上がった。
 だが、青木選手の壁は厚かった。「どの球にも対応してくる。どうしたら勝てるのか分からなくなった」と振り返った。 次のターゲットは2月の全国高校選抜。「リベンジしたい」と意気込んだ。

 17~20日に江別市であった競泳400㍍個人メドレー男子で豊川2年の西川我咲選手が4分15秒82を、同女子で豊川3年の鈴木彩心選手が4分44秒22を記録し、準優勝に輝いた。
 西川選手は、苦手のバタフライと平泳ぎで上位に食い込み、得意の自由形で2位に入った。
 鈴木選手は、得意の背泳ぎでトップに立った。予選より記録が伸びなかったのは「後半の体力を考えて、前半から積極的な泳ぎができなかった」と反省した。
 2人は次の戦いを見据える。西川選手は「来年のインターハイは優勝したい」と述べ、鈴木選手は「平泳ぎを強化して、前半の記録を上げたい。(2028年の)ロス五輪を目指したい」と意気込んだ。
【北川壱暉】

 北海道などで7~8月にあった全国高校総体(インターハイ)で、東三河の選手が活躍した。各校に取材した。

 今月4日に札幌市で開かれた男子400㍍障害で、豊川3年の下田隼人選手(18)が高校歴代6位となる50秒14で優勝した。
 大会前に左脚が肉離れを起こし、不安があったという。だが準決勝で自己記録を0・69秒更新する50秒60を出した。「自分でも不思議だった。気持ちが少し楽になった」と明かした。
 迎えた決勝。「周りの歓声は聞こえなかった。『足のけがは大丈夫』と言い聞かせてスタートについた」と振り返る。まずまずの出足で、今季50秒47の好記録を持つ東福岡3年の渕上翔太選手をリード。終盤に迫ってきたが、振り切った。フィニッシュし、大きくガッツボーズして喜びを爆発させた。 
 中学3年の全国中学校体育大会では失格、昨年のインターハイにはけがで出場できなかった。「リベンジを果たせて良かった。将来は(8月の世界陸上に出場した)黒川和樹さんのように、世界を狙える選手になりたい」と語った。

 13日に札幌市中央体育館で繰り広げられた卓球女子シングルで、桜丘3年の栗山優菜選手(17)が準優勝した。決勝では、大阪の四天王寺1年の青木咲智選手に惜しくも敗れた。
 最大の山場は準々決勝。過去一度も勝ったことのない遊佐美月選手(愛知みずほ大瑞穂3年)に3対1で勝った。
 1セット目は先取されたが、2セット目からは、球の回転や球速など緩急をつけタイミングをずらし、徐々に栗山選手がペースを握った。 
 「遊佐さんに勝てたのは大きかった」と栗山選手。勢いがついて決勝まで勝ち上がった。
 だが、青木選手の壁は厚かった。「どの球にも対応してくる。どうしたら勝てるのか分からなくなった」と振り返った。 次のターゲットは2月の全国高校選抜。「リベンジしたい」と意気込んだ。

 17~20日に江別市であった競泳400㍍個人メドレー男子で豊川2年の西川我咲選手が4分15秒82を、同女子で豊川3年の鈴木彩心選手が4分44秒22を記録し、準優勝に輝いた。
 西川選手は、苦手のバタフライと平泳ぎで上位に食い込み、得意の自由形で2位に入った。
 鈴木選手は、得意の背泳ぎでトップに立った。予選より記録が伸びなかったのは「後半の体力を考えて、前半から積極的な泳ぎができなかった」と反省した。
 2人は次の戦いを見据える。西川選手は「来年のインターハイは優勝したい」と述べ、鈴木選手は「平泳ぎを強化して、前半の記録を上げたい。(2028年の)ロス五輪を目指したい」と意気込んだ。
【北川壱暉】

優勝しガッツボーズする下田選手=札幌市で(提供)
優勝しガッツボーズする下田選手=札幌市で(提供)
卓球女子シングルで銀メダルの栗山選手(同)
卓球女子シングルで銀メダルの栗山選手(同)
400㍍個人メドレーで銀メダルの鈴木選手と西川選手=江別市で(同)
400㍍個人メドレーで銀メダルの鈴木選手と西川選手=江別市で(同)

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