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技術開発と教育両面で環境対策

静岡テックグランプリで入賞した開発部門の学生ら(提供)
静岡テックグランプリで入賞した開発部門の学生ら(提供)
独自開発した教材「SDGsモルック」の体験イベント=新城市内で
独自開発した教材「SDGsモルック」の体験イベント=新城市内で

豊橋技科大カーボンニュートラル研究会の取り組み

 豊橋技術科学大学の学生らでつくる課外活動団体「カーボンニュートラル研究会」が、静岡県で開かれた技術開発のコンテストで入賞した。公共輸送に潜む「移動の隙間」を解消する「Eマイクロモビリティ」の開発が評価された。
 研究会は2021年に活動を始めたばかりの新設団体だ。地球温暖化防止の鍵を握るカーボンニュートラルやSDGs(持続可能な開発目標)を気軽に楽しく理解するため、教材や技術の開発、社会実装などに取り組んでいる。
 技術力を生かした社会課題解決を図る「開発部門」と、地域イベントなどでSDGsの啓発に取り組む「教育部門」からなる。現在は学生約20人が所属する。
 開発部門の学生らは今年度、新たな移動手段となる装置「Eマイクロモビリティ」に挑んだ。7月22日に静岡県内で開かれた「第6回静岡テックグランプリ」では最終選考会で「ヤマハ発動機賞」に選ばれた。
 今月にはプロトタイプの移動装置を完成、年内には複数台数の連結運転などの実証を重ねる。来夏には遠隔制御や自動運転など社会実装を視野に改良を進めるという。

 独自教材を用いた啓発活動も積極的だ。技術と教育の両面から持続可能な社会づくりへの貢献を目指す。教育部門では性別や年齢、言語を問わない北欧発レクリエーションスポーツ「モルック」を参考にした「SDGsモルック」を発案。SDGsの目標になぞらえ、1~17の番号入りの木筒をボールで倒し得点を競う。倒した番号にちなんだ目標も学べる。
 これまで豊橋市と新城市内で普及と啓発に取り組んだ。8月20日は新城市国際交流協会のイベントでも参加者と体験会を開いた。
 開発部門でプロジェクトを統括する浅田吉博さん(電気・電子情報工学課程4年)は「技術や課題解決への思いを持った仲間がいる。社会変革に役立つ活動に取り組みたい」と語った。
【加藤広宣】

豊橋技科大カーボンニュートラル研究会の取り組み

 豊橋技術科学大学の学生らでつくる課外活動団体「カーボンニュートラル研究会」が、静岡県で開かれた技術開発のコンテストで入賞した。公共輸送に潜む「移動の隙間」を解消する「Eマイクロモビリティ」の開発が評価された。
 研究会は2021年に活動を始めたばかりの新設団体だ。地球温暖化防止の鍵を握るカーボンニュートラルやSDGs(持続可能な開発目標)を気軽に楽しく理解するため、教材や技術の開発、社会実装などに取り組んでいる。
 技術力を生かした社会課題解決を図る「開発部門」と、地域イベントなどでSDGsの啓発に取り組む「教育部門」からなる。現在は学生約20人が所属する。
 開発部門の学生らは今年度、新たな移動手段となる装置「Eマイクロモビリティ」に挑んだ。7月22日に静岡県内で開かれた「第6回静岡テックグランプリ」では最終選考会で「ヤマハ発動機賞」に選ばれた。
 今月にはプロトタイプの移動装置を完成、年内には複数台数の連結運転などの実証を重ねる。来夏には遠隔制御や自動運転など社会実装を視野に改良を進めるという。

 独自教材を用いた啓発活動も積極的だ。技術と教育の両面から持続可能な社会づくりへの貢献を目指す。教育部門では性別や年齢、言語を問わない北欧発レクリエーションスポーツ「モルック」を参考にした「SDGsモルック」を発案。SDGsの目標になぞらえ、1~17の番号入りの木筒をボールで倒し得点を競う。倒した番号にちなんだ目標も学べる。
 これまで豊橋市と新城市内で普及と啓発に取り組んだ。8月20日は新城市国際交流協会のイベントでも参加者と体験会を開いた。
 開発部門でプロジェクトを統括する浅田吉博さん(電気・電子情報工学課程4年)は「技術や課題解決への思いを持った仲間がいる。社会変革に役立つ活動に取り組みたい」と語った。
【加藤広宣】

静岡テックグランプリで入賞した開発部門の学生ら(提供)
静岡テックグランプリで入賞した開発部門の学生ら(提供)
独自開発した教材「SDGsモルック」の体験イベント=新城市内で
独自開発した教材「SDGsモルック」の体験イベント=新城市内で

カテゴリー:社会・経済

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