マイナカードの未受領5000人、豊橋市「早めの来庁を」

　豊橋市は、今月末が申込期限のマイナポイント（２万円分）対象者のうち、手続きに必要なマイナンバーカードをまだ受け取っていない市民が５０００人いると発表した。期限直前には来庁者が増えることが予想され、市は窓口枠を拡大する一方、混雑を避ける早めの来庁を呼び掛けている。
　マイナポイントの特典は今年２月末までの申請者を対象に、交付されたマイナカードを使って９月末までに申し込む。特典付与もあり、市内でもマイナカードの保有者は26万６５８３人、保有率71・９％まで伸びた。
　一方、ポイントを受け取るには交付済みのマイナカードが必要。窓口で必要書類を整えた一部の申請者は郵送で受け取れるが、オンラインなどで手続きした多くの申請者は市役所窓口で本人確認が可能な書類をそろえたうえで受け取れる。
　市民課では、受け取りの来庁者が増えて混雑するのを避けるため、12日から窓口の枠を大幅に拡大して予約者優先で対応するという。
　平日時間内は１２５枠から１８９枠に拡充。平日夜間の14日と28日は81枠に、土日曜16日と23日は１３５枠、24日は午前と午後に分けて１３０枠に広げて応じる。
　30日は庁内システムメンテナンスで受け取りができない。東館１階のマイナポイント申し込み支援コーナーも29日まで。
　市民課の伊藤裕実専門員は「８月も窓口の混雑はなく現在も状況は変わらない。今なら待ち時間もほとんどない」と早めの来庁と混雑回避への協力を呼び掛ける。
【加藤広宣】