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アクアリーナ豊橋で車いす利用者ら水中写真撮影

プールサイドの車いす上で記念撮影する桂さん一家=アクアリーナ豊橋で(日本プール利用推進協会提供)
プールサイドの車いす上で記念撮影する桂さん一家=アクアリーナ豊橋で(日本プール利用推進協会提供)
昌平さんを背負う真梨菜さん(同)
昌平さんを背負う真梨菜さん(同)
撮影時は多くのスタッフが安全に気を配った
撮影時は多くのスタッフが安全に気を配った

愛する人を抱きかかえ、記念の1枚

 車いすで生活する人がプールに入り、水中で愛する人を抱き上げる「アモーレリフティング」が17日、豊橋市の「アクアリーナ豊橋」で開かれた。千葉県に続いて全国2カ所目の開催。
 主催したのはNPO法人「日本プール利用推進協会」(東京都世田谷区)。代表理事の山本彩海さんによると、リハビリ以外にもプールの効用は知られているが、公共プールは障害者用設備が少なく、多様な人が自由に使える環境にないという。
 「水の中ならできないことができる、というプールの魅力を伝えたい」と、豊橋市在住の理学療法士でNPOの副代表理事、横山三純さんが「アモーレリフティング」とその姿を水中撮影するイベントを考えた。「アモーレ」は「愛する人」の意。これまで諦めていた子や夫、親を背負い、抱き上げる行為を水中で実現する。
 この日は5組の家族らが参加。NPOメンバーや、市内のボランティアらが集い、撮影を手伝った。脚の不自由な人たちが車いすから降りてプールに入る。レギュレーターをくわえ、電動ボンベから送られる空気を吸って、長時間潜っていられるようにする。
 大阪府富田林市の桂真梨菜さん(30)は夫昌平さん(34)と長男(5)、長女(3)の4人で来た。出産時に脊椎を損傷し車いす生活が続く。水中で子ども2人を抱き上げようとしたが怖がってしまったため、昌平さんを背負う姿を撮影してもらった。「陸上では絶対無理。ずっしりとした重みがあった。次こそは子どもたちと」と笑顔で話した。
 撮影の合間には、ボランティアたちも交えた水中運動会もあった。
【山田一晶】

愛する人を抱きかかえ、記念の1枚

 車いすで生活する人がプールに入り、水中で愛する人を抱き上げる「アモーレリフティング」が17日、豊橋市の「アクアリーナ豊橋」で開かれた。千葉県に続いて全国2カ所目の開催。
 主催したのはNPO法人「日本プール利用推進協会」(東京都世田谷区)。代表理事の山本彩海さんによると、リハビリ以外にもプールの効用は知られているが、公共プールは障害者用設備が少なく、多様な人が自由に使える環境にないという。
 「水の中ならできないことができる、というプールの魅力を伝えたい」と、豊橋市在住の理学療法士でNPOの副代表理事、横山三純さんが「アモーレリフティング」とその姿を水中撮影するイベントを考えた。「アモーレ」は「愛する人」の意。これまで諦めていた子や夫、親を背負い、抱き上げる行為を水中で実現する。
 この日は5組の家族らが参加。NPOメンバーや、市内のボランティアらが集い、撮影を手伝った。脚の不自由な人たちが車いすから降りてプールに入る。レギュレーターをくわえ、電動ボンベから送られる空気を吸って、長時間潜っていられるようにする。
 大阪府富田林市の桂真梨菜さん(30)は夫昌平さん(34)と長男(5)、長女(3)の4人で来た。出産時に脊椎を損傷し車いす生活が続く。水中で子ども2人を抱き上げようとしたが怖がってしまったため、昌平さんを背負う姿を撮影してもらった。「陸上では絶対無理。ずっしりとした重みがあった。次こそは子どもたちと」と笑顔で話した。
 撮影の合間には、ボランティアたちも交えた水中運動会もあった。
【山田一晶】

プールサイドの車いす上で記念撮影する桂さん一家=アクアリーナ豊橋で(日本プール利用推進協会提供)
プールサイドの車いす上で記念撮影する桂さん一家=アクアリーナ豊橋で(日本プール利用推進協会提供)
昌平さんを背負う真梨菜さん(同)
昌平さんを背負う真梨菜さん(同)
撮影時は多くのスタッフが安全に気を配った
撮影時は多くのスタッフが安全に気を配った

カテゴリー:社会・経済

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