豊川市長選 あす24日に告示

　任期満了に伴う豊川市長選が24日、告示される。現職の竹本幸夫氏（69）と、元高校教諭の中村優子氏（75）が出馬を表明しており、前回と同じ一騎打ちになる見通しだ。投開票は10月１日。
　竹本氏は、合併推進債を活用した市役所新本庁舎建て替え整備や高校３年生世代までの通院医療費無料化、新規工業団地整備などを、中村氏は市の大型建設事業を見直し、小中学校の特別教室や体育館へのエアコン設置、給食費無料化などを公約に掲げる。
　争点は市の大型建設事業。竹本氏は新本庁舎のほか、御津駅橋上化、総合保健センター、消防署本署、一宮地区公共施設再編整備、新文化会館の建設事業を進める意向を示している。一方で中村氏は、これら六つの建設事業の見直しや延期で、その財源を使って給食費無料化などの実現を訴える。
　竹本氏は自民、公明、連合愛知の、中村氏は共産の推薦を受ける。24日は、竹本氏は桜木通４の、中村氏は伊奈町の事務所でともに午前11時から出発式をする。
　当初は無投票が予想されたが、今月に入って中村氏が立候補を表明。一転して選挙戦になった。
　１日現在の選挙人名簿登録者数は15万１０３人（男７万４５６０人、女７万５５４３人）。前回の投票率は過去最低の33・00％だった。市選挙管理委員会は積極的な投票を呼び掛ける。
【竹下貴信】