ヘリコプター使い山火事想定した合同訓練

蒲郡市消防本部と名古屋市消防航空隊

　蒲郡市消防本部は26日、名古屋市消防航空隊と合同で、山火事を想定した訓練に取り組んだ。
　林野火災や山火事が発生した際に、消防航空隊と連携して迅速で的確な消火活動に取り組むために蒲郡市が企画した。消防職員の技術向上と連携強化につなげる。
　訓練は、消防車両が立ち入れない場所で山火事が発生したため、消防ヘリコプターで消火するまでの流れを確認した。この日、蒲郡からはポンプ車と消防署員１８人が、名古屋からは消防ヘリコプター「のぶなが」と航空隊員６人が参加した。
　蒲郡の消防職員は無線で航空隊に出動を要請した。県営名古屋空港を離陸した「のぶなが」は、訓練会場の浜町グラウンドに。到着後、事前に着陸場所の設置や給水準備をしていた蒲郡消防と連携し、空中で静止しながら消火バケツ「バンビバケット」に給水。火災現場に見立てた三河大島海上で散水した。
　蒲郡消防署の梶哲男署長は「これからも、訓練を通じて連携強化を図っていきたい」と話した。
【林大二朗】