豊橋津田小が防災功労で内閣総理大臣表彰

　豊橋市立津田小学校が防災功労で内閣総理大臣表彰を受けた。滝川昌男校長（58）らが28日、市役所に浅井由崇市長を訪ね、報告した。
　同校は、２００２年に「防災アドバイブル」と題し、教員や自治会、ＰＴＡ、保護者らと大規模な防災訓練に取り組んだことが評価され、03年に「防災まちづくり大賞・消防庁長官賞」、04年には毎日新聞社の「防災甲子園」で入賞した。
　津波発生に備え、学校から高台の瓜郷遺跡まで歩いて避難する訓練や、校舎３階に避難し、非常食料や応急手当グッズなどを上の階に上げる訓練などをした。今年10月には、津田校区１２５０世帯を対象とした防災訓練に取り組むという。
　滝川校長は「これまでの学校や校区の皆さんの取り組みが評価され、とてもうれしい。今後も皆さんと協力し、豪雨や大地震の対策に取り組んでいきたい」と話した。
　浅井市長は「減災のためには、学校と地域との連携が必要不可欠。自治会や学校が一緒になって防災対策に努めていたのは素晴らしい」と評価した。
【北川壱暉】