新アリーナ住民投票へ署名協力呼び掛け

　豊橋市が豊橋公園で建設を目指す多目的屋内施設（新アリーナ）について、「住民投票の実現をめざす市民の会」が１日、豊橋公園前で住民投票条例制定への署名協力を呼び掛けた。
　メンバーは街頭に立ち、マイクで道ゆく人に、新アリーナ計画の財源や収支予測の不安定さ▽豊橋球場を神野ふ頭の特定避難困難地域へ移転することの是非▽完成後の豊橋公園へのアクセスの悪化▽児童遊園面積の大幅な縮小―などの問題点があると訴えた。
　会の佐藤清純共同代表は「アリーナについて具体的なことを知らない市民がとても多い。市民にしっかり説明を。公園の緑を壊さないでほしい」と語った。
　昨年の活動では１万７０００筆余の署名簿を市選挙管理委員会に提出し、条例案を市議会に出したが、今年の３月定例会で否決された。
　第２次の住民投票を求める署名活動を24日に始める予定。
【岸侑輝】