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11月5日に豊橋で初のオリジナル浄瑠璃上演

頭などを新調した人形
頭などを新調した人形
オリジナル演目の舞台となった「御弓橋」=牛川薬師町で
オリジナル演目の舞台となった「御弓橋」=牛川薬師町で

市内の民話題材に吉田文楽保存会

 吉田文楽保存会は、豊橋市文化会館で開く「第32回吉田文楽保存会定期公演」(11月5日)で市内の民話を題材にしたオリジナルの浄瑠璃「お弓橋心中/お弓橋の段」を初上演する。太夫と三味線演奏のみの「素浄瑠璃」で披露する。
 演目は市内に伝わる民話「お弓橋」を人形浄瑠璃に仕立てた。台本となる「床本」は2021年度に市が開いた「伝統芸能担い手育成講座」に使った教材。講師を務めた人形浄瑠璃文楽座(大阪市)の豊竹藤太夫さんがせりふをまとめ、鶴澤清志郎さんが曲を付けた。
 物語は牛川町に住む「お弓」が対岸の瓦町に暮らす「京之介」に会うために架けさせた橋が舞台。市内では古くから民話として伝わる。現在名は「御弓橋」で牛川薬師町と御園町の間を流れる朝倉川に架かる。
 今回は太夫と三味線のみでの上演だが、今年度の担い手講座では人形使いも新たに受講メニューに加わった。市「文化のまち」づくり課は「人形の振り付けなどができれば、近い将来にはより完成度の高いオリジナル演目を見られるのではないか」と期待する。
 公演には太夫の竹本友代さん、三味線の鶴澤友吉さんほか、人形使いで保存会員らが出演。他にも「二人三番叟/鈴の段」と「壺阪観音霊験記/沢市内より山の段」を上演する。二人三番叟に使う人形は、市の愛好家から新しい頭を贈られた。衣装や手足なども新調して臨む。
 保存会は地域に400年伝わる「飽海人形浄瑠璃」(市指定無形民俗文化財)の保存と継承を担い、定期公演や出前講座などで担い手育成にも取り組む。
 当日は午後1時半から。無料、全席自由。問い合わせは吉田文楽保存会(0532・88・4651)へ。
【加藤広宣】

市内の民話題材に吉田文楽保存会

 吉田文楽保存会は、豊橋市文化会館で開く「第32回吉田文楽保存会定期公演」(11月5日)で市内の民話を題材にしたオリジナルの浄瑠璃「お弓橋心中/お弓橋の段」を初上演する。太夫と三味線演奏のみの「素浄瑠璃」で披露する。
 演目は市内に伝わる民話「お弓橋」を人形浄瑠璃に仕立てた。台本となる「床本」は2021年度に市が開いた「伝統芸能担い手育成講座」に使った教材。講師を務めた人形浄瑠璃文楽座(大阪市)の豊竹藤太夫さんがせりふをまとめ、鶴澤清志郎さんが曲を付けた。
 物語は牛川町に住む「お弓」が対岸の瓦町に暮らす「京之介」に会うために架けさせた橋が舞台。市内では古くから民話として伝わる。現在名は「御弓橋」で牛川薬師町と御園町の間を流れる朝倉川に架かる。
 今回は太夫と三味線のみでの上演だが、今年度の担い手講座では人形使いも新たに受講メニューに加わった。市「文化のまち」づくり課は「人形の振り付けなどができれば、近い将来にはより完成度の高いオリジナル演目を見られるのではないか」と期待する。
 公演には太夫の竹本友代さん、三味線の鶴澤友吉さんほか、人形使いで保存会員らが出演。他にも「二人三番叟/鈴の段」と「壺阪観音霊験記/沢市内より山の段」を上演する。二人三番叟に使う人形は、市の愛好家から新しい頭を贈られた。衣装や手足なども新調して臨む。
 保存会は地域に400年伝わる「飽海人形浄瑠璃」(市指定無形民俗文化財)の保存と継承を担い、定期公演や出前講座などで担い手育成にも取り組む。
 当日は午後1時半から。無料、全席自由。問い合わせは吉田文楽保存会(0532・88・4651)へ。
【加藤広宣】

頭などを新調した人形
頭などを新調した人形
オリジナル演目の舞台となった「御弓橋」=牛川薬師町で
オリジナル演目の舞台となった「御弓橋」=牛川薬師町で

カテゴリー:芸能・文化 / イベント

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