文字の大きさ

「空」モビリティーの社会実装へ 県が3カ所で調査

豊川市と新城市でのドローンの検証イメージ(県の資料から)
豊川市と新城市でのドローンの検証イメージ(県の資料から)

 県は、県内3カ所でドローンに関する社会実装を想定した調査を実施する。県民連携プロジェクト「革新事業創造戦略」の第1号の「あいちモビリティイノべーションプロジェクト『空と道がつながるアイチモデル2030』」の一つ。ドローンや空飛ぶ自動車など「空」モビリティーの社会実装の早期化を目指す。
 来年1月に豊川市と新城市で「河川上空の航路でのドローンの多目的利用の検証」が始まる。河川上空を専用航路に見立てたスムーズな物流と、点検・監視といった物流以外の多目的利用モデルを検証する。
 豊川(とよがわ)上流を航路とし、小売店からの買い物支援輸送や宅配物の輸送を実施する。飛行中に上空から映像を取得し、地上のインフラ点検などをする。ドローンの安全で高速運用可能な航路の作成と検証、輸送とインフラ点検を組み合わせたドローンの運用効率化の検証に取り組む。
 また11月上旬には、名古屋、春日井の両市で「災害時のデジタルマップの情報の共有及び平時のデジタルマップの活用方策の検証」がある。平時にビジネス利用されているドローンを、災害発生時に情報収集活動などに使う可能性を検証する。高性能カメラを搭載した航空機で撮影したデータを収集、分析し、デジタルマップを作る。防災関係機関と情報共有し、効率的な被災状況など把握する。
 被害状況の「撮影」「解析」「マップ作成」「関係機関への可視化情報の共有」を、3時間程度の短時間で実施可能とする最先端の災害情報共有システムを検証する。
 ほかに同月中旬に豊田市で「医療コンテナへの医療物資の往復輸送の検証」に取り組む。ドローンを往復利用することによる運用効率の向上と高付加価値品運搬モデルを検証する。
 医薬品の輸送を通じて、高付加価値品のドローン輸送の安全性や温度管理、振動への対応などの品質保持の適正性を検証する。往復利用による運用効率化を検証する。
 大村秀章知事は、記者会見で「この3調査を通じて『空』モビリティー技術や運用上の課題の分析、収益を上げる仕組みなどを検証し、ビジネスモデル案の策定につなげたい。来年3月には調査結果を取りまとめた成果報告会を開催する」と意欲を語った。
(後藤康之)

 県は、県内3カ所でドローンに関する社会実装を想定した調査を実施する。県民連携プロジェクト「革新事業創造戦略」の第1号の「あいちモビリティイノべーションプロジェクト『空と道がつながるアイチモデル2030』」の一つ。ドローンや空飛ぶ自動車など「空」モビリティーの社会実装の早期化を目指す。
 来年1月に豊川市と新城市で「河川上空の航路でのドローンの多目的利用の検証」が始まる。河川上空を専用航路に見立てたスムーズな物流と、点検・監視といった物流以外の多目的利用モデルを検証する。
 豊川(とよがわ)上流を航路とし、小売店からの買い物支援輸送や宅配物の輸送を実施する。飛行中に上空から映像を取得し、地上のインフラ点検などをする。ドローンの安全で高速運用可能な航路の作成と検証、輸送とインフラ点検を組み合わせたドローンの運用効率化の検証に取り組む。
 また11月上旬には、名古屋、春日井の両市で「災害時のデジタルマップの情報の共有及び平時のデジタルマップの活用方策の検証」がある。平時にビジネス利用されているドローンを、災害発生時に情報収集活動などに使う可能性を検証する。高性能カメラを搭載した航空機で撮影したデータを収集、分析し、デジタルマップを作る。防災関係機関と情報共有し、効率的な被災状況など把握する。
 被害状況の「撮影」「解析」「マップ作成」「関係機関への可視化情報の共有」を、3時間程度の短時間で実施可能とする最先端の災害情報共有システムを検証する。
 ほかに同月中旬に豊田市で「医療コンテナへの医療物資の往復輸送の検証」に取り組む。ドローンを往復利用することによる運用効率の向上と高付加価値品運搬モデルを検証する。
 医薬品の輸送を通じて、高付加価値品のドローン輸送の安全性や温度管理、振動への対応などの品質保持の適正性を検証する。往復利用による運用効率化を検証する。
 大村秀章知事は、記者会見で「この3調査を通じて『空』モビリティー技術や運用上の課題の分析、収益を上げる仕組みなどを検証し、ビジネスモデル案の策定につなげたい。来年3月には調査結果を取りまとめた成果報告会を開催する」と意欲を語った。
(後藤康之)

豊川市と新城市でのドローンの検証イメージ(県の資料から)
豊川市と新城市でのドローンの検証イメージ(県の資料から)

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR