豊橋ゆたか学園が「感謝の集い」

　豊橋市高師町の障害児施設「豊橋ゆたか学園」が３日、日頃世話になっているボランティアらを接待する「感謝の集い」を開いた。
　施設協力者に感謝するとともに、交流を深めようと長年開いている。新型コロナウイルス禍で中断したが、５年ぶりに再開した。今回はボランティアや医療関係者、寄付などの支援者ら招待された17人が参加。園生や職員ら計68人で親睦を深めた。
　白井栄里副園長のあいさつの後、来賓を代表して子どもたちの口内の衛生に尽力する木下歯科医院の木下洋院長があいさつ。乾杯後、子どもたちのダンスの発表や園内の生活を紹介するスライドを見ながら交流し、テーブルごとに園生が来賓にお礼の手紙を読み上げた。
　最後に中野章園長が「ゆたか学園は１９６９年に設立され、障害児入所支援を任されてから54年。その歴史の中で先人たちと卒園した子どもたちの思いなど、さまざまな人とのつながりが幾重にも重なり合い、今こうして温かい支援の輪が広がり続けている。これを途絶えさせることなく、誇りを持って次世代に伝え、子どもたちにとって最善の利益になるよう努力したい」と感謝の言葉を述べた。
【田中博子】