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復興イベントのシンボル「大風呂敷」登場

広場に敷き詰められた大風呂敷=まちなか広場で
広場に敷き詰められた大風呂敷=まちなか広場で
持ち込んだ布をミシンで縫う親子
持ち込んだ布をミシンで縫う親子

震災から12年、豊橋・まちなか広場で催し開幕

 東日本大震災の復興イベント「プロジェクトFUKUSHIMA!in豊橋」が24日、豊橋市駅前大通2の「まちなか広場」で始まった。多くの布類を縫い合わせて作った「大風呂敷」が福島から届き、来場者がそのうえでくつろいだ。26日まで。
 いらなくなった洋服の生地などを縫い合わせた約15㍍四方の風呂敷を福島から取り寄せた。来る人に開放するため、風呂敷の上に休憩用ベンチを設けるなどした。
 会場のテントではプロジェクトの経緯や活動内容などをパネルで紹介する。ほかのテントでは市民が持ち寄った布をミシンで縫い合わせるコーナーもあり、福島から縫製担当のメンバーらも駆け付けて来場者に手ほどきした。布は長さ約10㍍に縫い合わせ、期間中に会場内で掲げる。
 プロジェクトは2011年の震災と原発事故を機に、音楽家の遠藤ミチロウさん、詩人の大友良英さんと和合亮一さんの呼び掛けで始まった。当時は放射性物質による会場の土壌汚染が心配され、安全対策として敷いた巨大な風呂敷がイベントの象徴となった。
 豊橋イベントの発案者は、昨年から市内で働く樋口勇輝さん(34)。福島のプロジェクトでは草創期に携わった。樋口さんは「移住先でふるさとのプロジェクトに関われたことがうれしい。震災から12年が過ぎたが、偶然の再会のようで懐かしい思い」と喜んだ。
 不要な布の持ち込みと縫製体験は各日午前10時から。30㌢四方から受け付ける。26日は午後1時からプロジェクトメンバーで現代美術家の中崎透さんのトークもある。
【加藤広宣】

震災から12年、豊橋・まちなか広場で催し開幕

 東日本大震災の復興イベント「プロジェクトFUKUSHIMA!in豊橋」が24日、豊橋市駅前大通2の「まちなか広場」で始まった。多くの布類を縫い合わせて作った「大風呂敷」が福島から届き、来場者がそのうえでくつろいだ。26日まで。
 いらなくなった洋服の生地などを縫い合わせた約15㍍四方の風呂敷を福島から取り寄せた。来る人に開放するため、風呂敷の上に休憩用ベンチを設けるなどした。
 会場のテントではプロジェクトの経緯や活動内容などをパネルで紹介する。ほかのテントでは市民が持ち寄った布をミシンで縫い合わせるコーナーもあり、福島から縫製担当のメンバーらも駆け付けて来場者に手ほどきした。布は長さ約10㍍に縫い合わせ、期間中に会場内で掲げる。
 プロジェクトは2011年の震災と原発事故を機に、音楽家の遠藤ミチロウさん、詩人の大友良英さんと和合亮一さんの呼び掛けで始まった。当時は放射性物質による会場の土壌汚染が心配され、安全対策として敷いた巨大な風呂敷がイベントの象徴となった。
 豊橋イベントの発案者は、昨年から市内で働く樋口勇輝さん(34)。福島のプロジェクトでは草創期に携わった。樋口さんは「移住先でふるさとのプロジェクトに関われたことがうれしい。震災から12年が過ぎたが、偶然の再会のようで懐かしい思い」と喜んだ。
 不要な布の持ち込みと縫製体験は各日午前10時から。30㌢四方から受け付ける。26日は午後1時からプロジェクトメンバーで現代美術家の中崎透さんのトークもある。
【加藤広宣】

広場に敷き詰められた大風呂敷=まちなか広場で
広場に敷き詰められた大風呂敷=まちなか広場で
持ち込んだ布をミシンで縫う親子
持ち込んだ布をミシンで縫う親子

カテゴリー:社会・経済

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