豊川市議会定例会で再選の竹本市長が所信表明

初心に立ち返って全身全霊

　豊川市議会12月定例会は11月30日開会し、10月の市長選で再選した竹本幸夫市長が２期目の市政運営に向けて所信表明した。竹本市長は「初心に立ち返り、全身全霊で市政運営に挑む覚悟」と決意を新たにした。
　施策では「暮らしやすさ第一豊川市」「子育て豊川応援団」「市民と創る協働と健全財政のまち」の三つを基本理念に掲げた。
　具体的には「毎年、１０００人の人口社会増を実現させる。そのために新たな工業団地の整備とともに、御津１区工業団地への企業誘致に向けたトップセールスで雇用創出を目指す」とした。
　商業や観光振興策として「豊川稲荷の午年開帳に向け、門前周辺の整備を進める」と示した。子育てや教育の充実を図るため「高校生世代までの通院医療費の無料化」「保育園・幼稚園の給食費完全無料化」の施策も挙げた。
　竹本市長は「任期中に次期総合計画の策定作業がある。このような時期に市政を担う重責を胸に刻み、議員や市民の皆さんの声に耳を傾け、もっと元気な豊川を市民に実感してもらえるよう発展に尽くす」と訴えた。
【竹下貴信】