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新城の全6中学校 25年度から制服統一へ

ジェンダーレスの観点でも導入が進む学生服
ジェンダーレスの観点でも導入が進む学生服

 新城市教育委員会は11月30日、市内の6中学校で統一した新しい制服を2025年度から導入すると発表した。男子は詰め襟、女子はセーラー服とスカートで各校のデザインが異なっているが、ブレザー型を採用する方針だ。
 他自治体の中学校がブレザーに移行していること、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの生徒への配慮、スカートが冬に寒いことを考慮する。市立東郷中は22年10月に生徒が選択制を求め、今年度から試行的に女子のスラックスを認めている。
 市教委は4月に各中校長による制服検討委員会を立ち上げ、7月に市内の小学4年生以上の児童と保護者、中学生と保護者にアンケートした。約1200人のうち7割前後が制服が必要と答えた。そして、ブレザーを含めた新しい制服を求める声は5割以上あった。これを受けて8月に新制服の導入方針を立てた。
 11月には制服メーカー4社にサンプル作りを依頼。来年1月に出してもらう。3月までに各校生徒と保護者を加えた拡大検討委員会で新しい制服を決める。
 学校教育課の中島孝佳課長は「尾張地区では自治体が統一する動きがある。卒業後に市内全域で再利用できるようになる」と説明した。
 市教委などによると東三河の他の市でブレザー型を導入しているのは豊橋市が22校中5校、豊川市が10校中5校、田原市が4校中1校。蒲郡市は7校でゼロという。
【安藤聡】

 新城市教育委員会は11月30日、市内の6中学校で統一した新しい制服を2025年度から導入すると発表した。男子は詰め襟、女子はセーラー服とスカートで各校のデザインが異なっているが、ブレザー型を採用する方針だ。
 他自治体の中学校がブレザーに移行していること、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの生徒への配慮、スカートが冬に寒いことを考慮する。市立東郷中は22年10月に生徒が選択制を求め、今年度から試行的に女子のスラックスを認めている。
 市教委は4月に各中校長による制服検討委員会を立ち上げ、7月に市内の小学4年生以上の児童と保護者、中学生と保護者にアンケートした。約1200人のうち7割前後が制服が必要と答えた。そして、ブレザーを含めた新しい制服を求める声は5割以上あった。これを受けて8月に新制服の導入方針を立てた。
 11月には制服メーカー4社にサンプル作りを依頼。来年1月に出してもらう。3月までに各校生徒と保護者を加えた拡大検討委員会で新しい制服を決める。
 学校教育課の中島孝佳課長は「尾張地区では自治体が統一する動きがある。卒業後に市内全域で再利用できるようになる」と説明した。
 市教委などによると東三河の他の市でブレザー型を導入しているのは豊橋市が22校中5校、豊川市が10校中5校、田原市が4校中1校。蒲郡市は7校でゼロという。
【安藤聡】

ジェンダーレスの観点でも導入が進む学生服
ジェンダーレスの観点でも導入が進む学生服

カテゴリー:社会・経済

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