MITSリーグで小坂井ベアーズが初優勝

　少年軟式野球「第33回ＭＩＴＳリーグ」の決勝と３位決定戦が３日、豊川市の千両野球場で開かれた。小坂井ベアーズが豊川ヤンキースを１対０で破り、初優勝した。３位決定戦は長山ジャガーズが国府スターボーイズを下した。東愛知新聞社後援。
　今年は豊川市や新城市などから14チームが出場した。３月からリーグ戦が始まり、上位８チームが東愛知新聞社杯へ、６チームがトップボール杯に出場した。
　決勝は、ＭＶＰに選ばれた先発の羽田野凌成投手（６年）が、ピンチはあったものの五回まで零封。力強い直球を軸に緩急自在の投球をみせた。一方、打線は最終回の六回２死三塁から西川陽麻選手（同）の中前適時打で先制。その裏も無失点で抑え、逃げ切った。
　捕手でチームを引っ張った鈴木天満主将（同）は「羽田野をうまくリードでき、無失点に抑えられた。チームに貢献できてうれしい」と喜んだ。
　今秋は、守備の連携を中心に練習してきたという。「投手の二塁へのけん制や、ダブルプレーの練習を重ねた。守備のミスが減り、僅差のゲームでも焦らずに臨めた」と振り返った。
　閉会式では、東愛知新聞社杯、トップボール杯の上位チームと、ＭＶＰに選ばれた14選手を表彰した。
【北川壱暉】

　ほかにＭＶＰに選ばれたのは次の皆さん。（敬称略）
　依田達（設楽少年野球クラブ）清水蒼矢（千両レッドボーイズ隄峻大（桜木フレンズ）戸谷幸太郎（国府スターボーイズ）長坂祥吾（一西シャークス）木林理仁（ゆたかベアーズ）鈴木昴琥（豊川北シンカーズ）渡邉琉生（豊川ヤンキース）渡邉煌（豊川イーグルス）池田蒼（御津インパルス）山崎寛太（長山ジャガーズ）増田悠太（御油ファイターズ）中村奏二郎（新城ヤングスターズ）