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16日に地域猫セミナー 蒲郡で初めて開催

地域猫活動に対する県内市町村の助成状況。久野さんの調査に基づく。緑は現金、黄はチケット
地域猫活動に対する県内市町村の助成状況。久野さんの調査に基づく。緑は現金、黄はチケット
不妊・去勢手術後、地域で見守られながら外で暮らす猫(提供)
不妊・去勢手術後、地域で見守られながら外で暮らす猫(提供)

県内41市町村が不妊・去勢手術を助成

 「愛知地域猫実行委員会」は、「地域猫セミナー2023」を蒲郡市民会館で16日に開く。これを前に、元大府市職員で地域猫活動アドバイザーの久野幸裕さんが、飼い主のいない猫(野良猫)に対する市町村による不妊・去勢手術の助成状況をまとめた。54市町村のうち、何らかの助成をしているのが41で、未対応は東三河では新城市、田原市、東栄町など13だった。
 犬の助成もあるが、猫でみた場合、41市町村のうちの30市町村が現金で手術費を助成している。雄の去勢手術、雌の不妊手術は上限が定められており、自治体によって違う。雌では1万円を上限とするところが多いようだ。金額は安いが、飼い猫の手術を助成している自治体もある(名古屋市、小牧市、日進市、豊根村など)。
 一方、半田市や西尾市などは、「さくらねこ無料手術事業」として、「チケット」申請の手伝いをしている。公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)に対し、野良猫の手術をするための無料手術チケットの発行申請を手伝う内容。個人で申請するのはハードルが高く、行政が間に入って地域猫活動を推進する。
 久野さんは「自治体の中には助成申請が難しいところもあると聞くが、難易度を測れないので反映していない」とし、より使いやすい制度に実現を求める。
 蒲郡市では初の開催となるセミナーは16日午後0時半開場、午後1時開演。県内19の地域猫活動支援団体が参加する。
 第1部は講演で元練馬区保健所職員で猫と人間の共存をライフワークとして活動する石森信雄さんが「市民の力で野良猫トラブル解決」と題して話す。続いてのパネルディスカッションで、石森さん、久野さんと、豊川市の「前山ネコの会」代表の上田法香さん、日進市の「にっしん地域猫の会」代表の伊藤日奈子さんが登壇し、現状を報告する。
【山田一晶】

県内41市町村が不妊・去勢手術を助成

 「愛知地域猫実行委員会」は、「地域猫セミナー2023」を蒲郡市民会館で16日に開く。これを前に、元大府市職員で地域猫活動アドバイザーの久野幸裕さんが、飼い主のいない猫(野良猫)に対する市町村による不妊・去勢手術の助成状況をまとめた。54市町村のうち、何らかの助成をしているのが41で、未対応は東三河では新城市、田原市、東栄町など13だった。
 犬の助成もあるが、猫でみた場合、41市町村のうちの30市町村が現金で手術費を助成している。雄の去勢手術、雌の不妊手術は上限が定められており、自治体によって違う。雌では1万円を上限とするところが多いようだ。金額は安いが、飼い猫の手術を助成している自治体もある(名古屋市、小牧市、日進市、豊根村など)。
 一方、半田市や西尾市などは、「さくらねこ無料手術事業」として、「チケット」申請の手伝いをしている。公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)に対し、野良猫の手術をするための無料手術チケットの発行申請を手伝う内容。個人で申請するのはハードルが高く、行政が間に入って地域猫活動を推進する。
 久野さんは「自治体の中には助成申請が難しいところもあると聞くが、難易度を測れないので反映していない」とし、より使いやすい制度に実現を求める。
 蒲郡市では初の開催となるセミナーは16日午後0時半開場、午後1時開演。県内19の地域猫活動支援団体が参加する。
 第1部は講演で元練馬区保健所職員で猫と人間の共存をライフワークとして活動する石森信雄さんが「市民の力で野良猫トラブル解決」と題して話す。続いてのパネルディスカッションで、石森さん、久野さんと、豊川市の「前山ネコの会」代表の上田法香さん、日進市の「にっしん地域猫の会」代表の伊藤日奈子さんが登壇し、現状を報告する。
【山田一晶】

地域猫活動に対する県内市町村の助成状況。久野さんの調査に基づく。緑は現金、黄はチケット
地域猫活動に対する県内市町村の助成状況。久野さんの調査に基づく。緑は現金、黄はチケット
不妊・去勢手術後、地域で見守られながら外で暮らす猫(提供)
不妊・去勢手術後、地域で見守られながら外で暮らす猫(提供)

カテゴリー:社会・経済

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