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豊橋・物語コーポ社員5人が穂の国石巻の森へ植樹

木を植える物語コーポの社員=穂の国石巻の森で(提供)
木を植える物語コーポの社員=穂の国石巻の森で(提供)
2011年2月の植樹前の森(同)
2011年2月の植樹前の森(同)

 外食大手「物語コーポレーション」(豊橋市西岩田5)は、豊橋市の「穂の国石巻の森」の100平方㍍に、コシイ、カシ、タブノキなど常緑広葉樹50本を植えた。2011年の「穂の国いのちの森づくり植樹祭」で始まった事業に、若手社員5人が参加した。
 森は、石巻山の山頂から東へ約1㌔の標高280~300㍍のところにあり、0・6㌶の国有林。09年の台風18号でヒノキが風害で倒れた。
 そこでNPO法人「穂の国森づくりの会」が立ち上がり、国有林を管理する愛知森林管理事務所と協定を締結。常緑広葉樹林の再生を図るため、毎日新聞社が進めていた「つながる森のプロジェクトリレー」に参加した。地元大手企業が賛同。11年7月に横浜国立大学名誉教授だった故宮脇昭さんの指導を受け、500人が木を植えた。
 これまでに1000人以上が植樹に参加し、定期的な手入れを続ける。1平方㍍あたり3本の木を植える「混植密植」(宮脇方式)で、森は10年以上を経て、もはやカメラでは定点撮影ができないほど、木が茂るようになったところもある。
 物語コーポが植樹したのは、森の中で木がうまく育たなかったところ。野ウサギや鹿による食害が原因と考えられるという。
 そこで今回は、獣よけのネットで周囲を囲むなどの対策のうえで植樹した。1回目は11月21日で豊橋市内で働く社員だけでなく、東京の事務所からもやってきた。男女がヘルメットに軍手の姿で丁寧に幼木を植えた。同社は「定期的なメンテンナンスで生存率を高めたい」としている。
 「穂の国森づくりの会」は、災害に強く、生物の多様性保全、地球温暖化の緩和など
に貢献する森づくりを目指している。会の事務局長の森田実さんは「植樹した苗木の手入れを継続し、社内で活動の輪が広がってほしいと願っています」と話した。
【山田一晶】

 外食大手「物語コーポレーション」(豊橋市西岩田5)は、豊橋市の「穂の国石巻の森」の100平方㍍に、コシイ、カシ、タブノキなど常緑広葉樹50本を植えた。2011年の「穂の国いのちの森づくり植樹祭」で始まった事業に、若手社員5人が参加した。
 森は、石巻山の山頂から東へ約1㌔の標高280~300㍍のところにあり、0・6㌶の国有林。09年の台風18号でヒノキが風害で倒れた。
 そこでNPO法人「穂の国森づくりの会」が立ち上がり、国有林を管理する愛知森林管理事務所と協定を締結。常緑広葉樹林の再生を図るため、毎日新聞社が進めていた「つながる森のプロジェクトリレー」に参加した。地元大手企業が賛同。11年7月に横浜国立大学名誉教授だった故宮脇昭さんの指導を受け、500人が木を植えた。
 これまでに1000人以上が植樹に参加し、定期的な手入れを続ける。1平方㍍あたり3本の木を植える「混植密植」(宮脇方式)で、森は10年以上を経て、もはやカメラでは定点撮影ができないほど、木が茂るようになったところもある。
 物語コーポが植樹したのは、森の中で木がうまく育たなかったところ。野ウサギや鹿による食害が原因と考えられるという。
 そこで今回は、獣よけのネットで周囲を囲むなどの対策のうえで植樹した。1回目は11月21日で豊橋市内で働く社員だけでなく、東京の事務所からもやってきた。男女がヘルメットに軍手の姿で丁寧に幼木を植えた。同社は「定期的なメンテンナンスで生存率を高めたい」としている。
 「穂の国森づくりの会」は、災害に強く、生物の多様性保全、地球温暖化の緩和など
に貢献する森づくりを目指している。会の事務局長の森田実さんは「植樹した苗木の手入れを継続し、社内で活動の輪が広がってほしいと願っています」と話した。
【山田一晶】

木を植える物語コーポの社員=穂の国石巻の森で(提供)
木を植える物語コーポの社員=穂の国石巻の森で(提供)
2011年2月の植樹前の森(同)
2011年2月の植樹前の森(同)

カテゴリー:社会・経済

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